相手二人を翻弄した本田圭佑の豪快ミドル弾は、現地メディアの週間ベストゴール候補に挙げられた【写真:Getty Images】

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サントス・ラグーナ戦の弾丸ショットがメキシコテレビ局選出の「15節のゴラッソ」に

 パチューカの日本代表FW本田圭佑は、現地時間14日に行われたリーガMX(メキシコリーグ)後期第15節サントス・ラグーナ戦に先発出場し、1ゴール1アシストの活躍で3-1勝利に貢献した。

 相手二人を翻弄した豪快ミドル弾は「天下一品のゴール」「皇帝に敬服」など海外メディアで反響を呼んだが、地元テレビ局の週間ベストゴール候補に挙げられ、「リーガMX最高の選手の一人」と改めて称賛されている。

 ラグーナ戦の前半24分、右サイドのペナルティーエリア手前で縦パスを受けた本田は、対峙したマーカーとの間合いを見極め、ドリブルで中央にカットイン。相手もブロックしようと追いすがり、もう一人も素早くシュートコースを消しにかかる。その刹那に本田が左足を一閃し、強烈な一撃が二人の間をすり抜けてゴール左上に突き刺さった。

 本田は前半30分にも絶妙な40mスルーパスを通してゴールを演出。最終的に3-1で勝利する原動力となった。スペイン紙「AS」など海外メディアで「天下一品のゴール」「皇帝に敬服」と称賛を浴びていたが、その衝撃はいまだ止む気配がない。

 メキシコテレビ局「Televisa Deportes」は、「第15節のゴラッソ」と題して4つのスーパーゴールを特集。ネカクサのMFロベルト・アルバラード(ロボスBUAP戦)、ティグレスのメキシコ代表FWユルゲン・ダム(クルス・アスル戦)に続き、本田に触れている(もう一人はクルス・アスルのFWマルティン・カウテルッシオ)。


スペイン紙も「好調ホンダ」とスポットライト

「ケイスケ・ホンダは、リーガMX最高の選手の一人として活躍を続けている。エリア外からの強烈な左足のショットで素晴らしいゴールを生み出し、サントス・ラグーナ戦の勝利の道を切り開いた」

 まさに弾丸のようなミドルでゴールをこじ開けたが、本田に対して「リーガMX最高の選手の一人」と最大限の賛辞を送っている。

 また、スペイン紙「ラ・バングアルディア」も当該週の「ラテンアメリカリーグ・ベストイレブン」を独自に選出。「パチューカの好調ホンダ」と見出しを立て、「元ミランの日本人ケイスケ・ホンダは偉大なゴールとアシストをマーク。パワフルかつ高速のロングレンジショットだった」と紹介している。

 パチューカはラグーナ戦の勝利で8位に浮上。後期リーグも残り2試合、プレーオフ進出の行方は本田の双肩に懸かっていると言っても過言ではないだろう。


(Football ZONE web編集部)