ノルウェーの神童が“エラシコ股抜き”で瞬殺 圧巻の切れ味に称賛「素晴らしい閃き」

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ヘーレンフェーンのエデゴーがローダJC戦で鮮やかな股抜きドルブルを披露

 日本代表MF小林祐希が所属するへーレンフェーンは、現地時間10日に行われたエールディビジ第23節ローダJC戦に1-1で引き分けた。

 後半29分に同点に追いつき、連敗を回避したチームにおいて、かつてレアル・マドリードで“神童”として注目された19歳のノルウェー代表FWマルティン・エデゴーが見せた華麗すぎるテクニックが話題となっている。

 母国のストレームスゴトセトでプロデビューを飾ったエデゴーは、ノルウェーリーグの最年少出場や得点の記録を更新。ノルウェー史上最年少でA代表デビューを飾るなど、瞬く間にその名を世界に知らしめた。2015-16シーズンにはスペインの名門レアルに移籍し、クラブ史上最年少となる16歳157日でトップチームデビュー。“神童”として一躍注目を集めたが、その後はポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドやウェールズ代表FWギャレス・ベイルらの壁に阻まれ、レアルのBチームにあたるカスティージャでのプレーが続いた。

 2017年1月にレアルからヘーレンフェーンへ期限付き移籍。1年目は控えに甘んじることもあるなど不完全燃焼だったが、「10番」を背負う今季は出場18試合すべてでスタメンを務めるなど信頼を勝ち獲っている。

 ローダJC戦では開始9分、右サイドでボールを受けたエデゴーは、寄せてきたマーカーとの間合いを詰めると、利き足の左足アウトサイドで左に出す素振りを見せながら、すぐさま左足インサイドサイドに切り替えて相手DFヤネス・ファンステーンキステの股下を抜いてみせた。

神童が本領発揮「マスタークラス」

「エラシコ」での股抜き、しかも切り返しをトップレベルのスピードで行う“瞬殺ぶり”を、衛星放送「FOXスポーツ」オランダ版公式ツイッターが「マルティン・エデゴー!」と拍手の絵文字を添えて動画付きで紹介。ファンからは「素晴らしい閃き」「なんて逸材だ」「マスタークラス」「スーパーエデゴー」「彼のことは知っておくべきだ」と称賛のコメントが数々寄せられた。

 レアル時代には、ロナウドからその潜在能力の高さと左足のスキルを絶賛されたエデゴー。ロールモデルとして背中を追いかけてきたバルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシにどこまで追いつけるのか、今後の飛躍に期待だ。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images