日本のグループHは話題性に乏しい? W杯出場逃したイタリア紙は“注目外扱い” 

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伊紙がW杯組み分け決定後の見通しに言及、各グループの注目点を挙げていく

 来年のロシア・ワールドカップ本大会の抽選会が現地時間1日(日本時間2日)に行われ、出場全32チームが8グループに分かれる組み合わせが決定した。

 強豪イタリアは60年ぶりに本大会出場を逃したが、イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」は、日本の入ったグループHは完全な注目外として扱っている。

 イタリアは欧州予選でスペインと同組になり2位でプレーオフに回った。しかし、そこでスウェーデンに敗れて1958年大会以来60年ぶりの本大会出場を逃した。それだけに、完全な“蚊帳の外”となった今大会だが、サッカー界の一大イベントとありグループリーグの組み分け決定後に見通しを報じている。

 記事では「ロシアは上手い“釣り”に成功。サウジアラビア、エジプト、新記録となる4回目の指揮となるオスカル・タバレスのウルグアイだ。スペインとポルトガルは危険なダービーで初戦を迎える。フランスはいつも組み分けに恵まれる。アルゼンチンとベルギーにとってはチャレンジングな組み分けだ。ドイツは、韓国を除くメキシコとスウェーデンはちょうどライバルだが、本命である。ブラジルの主な障害になるのはスイスとセルビアだ」と、ポット1に入ったシード国を中心に各グループの注目点を紹介した。

日本が入ったグループHに対しては…

 しかし、ポット1からポーランドが入り、コロンビアとセネガルも同居した日本のグループHには全く触れていない。国際的に見れば、大きな話題もないだけに、日本の入ったグループが最も注目度が低いことを物語っている。

 本大会出場を逃したイタリアでは、その責任追及として予選を率いたジャンピエロ・ヴェントゥーラ監督やイタリアサッカー連盟への批判が根強いが、自分たちが参加しない大会という意味では、フラットな視点で見ているとも言える。そうした意味で、日本が入ったグループは話題性に事欠いていると言えるのかもしれない。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images