話題を呼んでいたチャットモンチー

オフィシャルホームページ上に「LAST ALBUM RELEASE IN 2018」というメッセージが公開され、「解散するの?」と話題になっていた人気ガールズバンドチャットモンチーが、解散することを正式に発表。ファンにとっては残念な予想的中となってしまったようだ。

チャットモンチー。左から福岡晃子(ベース、ドラムほか)、橋本絵莉子(ボーカル、ギター)

<耳マンのそのほかの記事>

デビュー記念日である11月23日の0時よりホームページ上に「LAST ALBUM RELEASE IN 2018」というメッセージが表示され、「LAST ALBUM」との文言から「解散?」と注目を集めていた彼女たち。そんななか11月24日18時にメンバー橋本絵莉子(ボーカル、ギター)、福岡晃子(ベース、ドラムほか)が連名でメッセージを公開し、「この度私たちは、2018年の7月をもってチャットモンチーを完結させようと思います」と正式に解散を発表した。

ツアー中に解散を決意

ファンにとっては残念な結果となったが、3月から7月にかけて行われた全国ツアー『チャットモンチーと機械仕掛けの秘密基地ツアー2017』中に決定したことだという。告知されたラストアルバムの詳細やこれからの活動予定は、2018年元日に発表される予定とのこと。

チャットモンチーは2005年にメジャーデビュー。2011年にドラムの高橋久美子が脱退するも、福岡がベースからドラムに転向するなどさまざまな形態で活動を継続。橋本は2013年に夫でロックバンドtacicaのボーカルである猪狩翔一との間に第1子が誕生。2015年にはデビュー10周年を記念した日本武道館公演を行い、2016年には郷里徳島で主催フェスを開催するなど、精力的な活動をみせてきた。

ふたりからは「ただでは終われない私たちですので、また元日にいろいろ発表しますね」との言葉も寄せられており、今後にもますます注目が集まる。バンドからのメッセージは以下のとおり。

チャットモンチー完結のお知らせ

この度私たちは、2018年の7月をもってチャットモンチーを完結させようと思います。

今年の全国ツアー中、ツアーが終わったら次にどういうことをやろうかと考えているうちに、チャットモンチーという名前を脱いだ方が新しいところへいけるのではないかと思い始めました。

これから先、長くなるであろう音楽人生を思うと、チャットモンチーというバンドにとどまらなくても、私たちには新しくてワクワクするような音楽が待っているような気がしているのです。
次はこれ! というような具体的な構想は今のところないのですが、未来に想いを馳せながらしばらくは2人とも互いの日々を大切に過ごしたいと思います。

チャットモンチーとしてデビューして今年で12年。
3ピースバンドとして駆け抜けた三人官女時代。
2ピースバンドとして駆け抜けた二匹オオカミ時代。
男陣、乙女団とともに駆け抜けた大人青春時代。
そしてもう一度2人に戻って機械と取っ組みあったメカニカル時代。
どの時代にも、噓偽りない色んな感動があり、そこで生まれた曲たちは私たちの一生の宝物です。

私たちは何度も変身を繰り返してきましたが、どの変身も不安より期待の方が大きいものでした。
でも今回の変身(というか脱皮)は正直、不安と期待が同じくらいあります。
だからこそ直感を信じ進んでいきたいと思います。

こんな私たちを愛してくれた皆さま、曲を聴いてくれて、ライブに来てくれて、本当に本当にありがとうございました。

しかし、ただでは終われない私たちですので、また元日にいろいろ発表しますね。

笑顔でゴールテープを切る日まで、よろしくお願い致します!

チャットモンチー
橋本絵莉子 福岡晃子

[耳マン編集部]