後輩たちの応援を受けながら試験会場に入る受験生=23日、ソウル(聯合ニュース)

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◇地震で延期の大学入試 全国で実施=約60万人が受験

 大学修学能力試験(日本のセンター試験に相当)が全国1180カ所の試験会場で一斉に始まった。試験は午前8時40分から午後5時40分まで行われる。今年の受験生は59万3527人で、昨年より2.1%減少した。試験は南東部の慶尚北道・浦項で発生した地震の影響で1週間遅れて実施された。

◇文大統領が来月中旬訪中へ 韓中外相会談で合意

 中国を訪問中の韓国の康京和(カン・ギョンファ)外交部長官は22日、北京で同国の王毅外相と会談し、来月中旬の文在寅(ムン・ジェイン)大統領訪中を調整することで合意した。韓国外交部によると、会談では文大統領の訪中に関する内容のほか、韓中関係発展の方向性、朝鮮半島問題などについて虚心坦懐(たんかい)に意見交換が行われた。

◇元国防相に釈放命令 検察が反発

 李明博(イ・ミョンバク)政権時代、軍部隊による世論工作を行っていたとして軍刑法違反容疑で逮捕された金寛鎮(キム・グァンジン)元国防部長官について、裁判所が22日に釈放するよう命じたことに対し、検察は「常識的に納得できない」として強く反発している。

◇延命治療の試験事業から1カ月 合法的な尊厳死3〜4件

 患者の意思により延命治療を中止することができる「延命医療決定法」の試験事業が先月23日に始まってから、患者が延命治療を拒否し、合法的な尊厳死を選択したケースが相次いでいることが分かった。医療界の関係者は「保健福祉部が非公開方針を示しており、正確が統計は明らかにできないが、これまで延命治療の中断を決めて死亡した患者のケースが3〜4件ある」と伝えた。

◇平昌五輪期間の韓米軍事演習中断を検討

 青瓦台(大統領府)関係者は来年2〜3月の平昌冬季五輪・パラリンピック期間中、恒例の韓米合同軍事演習を中断する方向で検討を進めていることを明らかにした。国連総会で採択された、平昌五輪・パラリンピック開催中の国連加盟国による敵対行為の自制を求める停戦決議を履行するための措置とみられる。