錦織圭【写真:Getty Images】

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「ケイのリハビリは順調」…海外メディアは参戦期待「満を持して全豪OP帰還へ」

 テニスの男子シングルス世界ランク14位・錦織圭(日清食品)は右手首の負傷から復活を目指しているが、来年1月の全豪オープン参戦の期待が高まっている。米「FOXスポーツ」アジア版が「ニシコリ、満を持して全豪オープン帰還へ」と報じ、錦織陣営は「100%に戻りつつある中で練習している」と復帰へのプランを明かしている。

 8月中旬に戦線を離脱した錦織。その動向は世界でも大きな注目の一つとなっているが、記事は「ケイ・ニシコリは1月に開催する全豪オープンに間に合うよう、怪我からの完全復帰を目指している」と言及している。

「シンシナティ・マスターズで手首の腱に猛烈な激痛を感じて以降、日本のスターは戦線から外れていた。この問題によりニシコリのシーズンは早期に幕を閉じ、世界ランキングも14位まで落とすことになった」

 全米オープンも回避し、残りシーズン全休を決断したことを説明。しかし、日本のエースの復帰に向けた回復は順調に進んでいるようだ。記事は「次のグランドスラムを最大の焦点として取り組んできた」と記し、現状について錦織のマネージャーのコメントを紹介している。

「ケイのリハビリは順調に進んでいる。メディカルチームは現在の進展に満足している。明確に言えるのは、我々はツアーの復帰を正確な目安としてはっきりした目標を描いている。ケイは100%に戻りつつある中で練習している」

 このように復活への階段を着実に進んでいることを明かし、さらに今後のプランについても言及した。

錦織陣営が明かした「最初のゴール」とは? 「このまま順調に進めば…」

「まず最初のゴールは12月までに完璧な本領を発揮できる練習をこなせるようになり、オーストラリアの準備をしっかりと進めることだ。このまま順調に進めば、来月はさらなる進展が見込める」

 年内に万全の状態に戻し、1月の全豪オープンに対し、準備を進めていく――。それが、理想のステップであるようだ。

 すでに来年2月に行われる新設大会のニューヨーク・オープン(11日開幕・ユニオンデール)、メキシコ・オープン(26日開幕・アカプルコ)の出場は決定している。

 記事では、スヌーカーの元世界チャンピオンで英公共放送「BBC」でコメンテーターを務めるケン・ダハティ氏が「今日はケイ・ニシコリと久しぶりに会うことができた。リハビリが順調に進むよう幸運を祈っている」とツイッターで投稿した錦織の最新2ショット写真も紹介。そこでは柔和な笑みを浮かべ、元気そうな様子が映し出されている。

 果たして、錦織は順調にリハビリを進め、全豪オープンで四大大会復帰を果たすことができるのか。日本のみならず、世界も注目している。