レゴブロックといえば手のひらサイズのミニチュアからテーブルサイズの自動車モデルまでをも作ることができる誰でも知ってるオモチャですが、なんと本物と同じ1分の1スケールでフェラーリのF1マシンを作ってしまったムービーが公開されています。

Life size version Ferrari SF70H - LEGOSpeedChampions - Timelapse - YouTube

手軽に遊べるレゴブロックですが、今回の製作ではコンピューターを使った設計からスタート。



3D CADを使って詳細な作り込みが行われます。



1ブロック単位でデザインを行う様子は、マインクラフトで遊んでいるよう。



設計が完了したら、今度は組み立てるためのプランを作成。



実際の制作の際には、金属製のフレームを中に入れて車体を組み上げる模様です。



プランが決まったら、実際にレゴブロックを使った組み立てがスタート。



設計図で見えていた金属製フレームをまず設置し、取り囲むようにブロックが積み重ねられていきます。



色・形状ごとに分類された籠からブロックを取りだし……



接着剤を底の部分につけます。



そして車体にペタッ。全て計画に従って組み立てられるようになっているのに加え、これだけの大きさになると強度の問題もあるので、接着剤でくっつけてしまうようです。



制作に使われたレゴブロックと特別パーツの総数は34万9911個。



総重量はなんと567kgにも達するとのこと。組み立て場にぶら下がっている白いホースは、どうやら接着剤の揮発成分を吸い取って排気するための空調設備のようです。



組み立てに要した時間は750時間。



開発を含めた時間は840時間にも達します。



ここまで組み上がれば、本物のF1マシンとほぼ変わらない形状になっていることがわかります。



最後に、ロールバーの頂上にブロックをのせ……



プラスチックハンマーで「コン」と固定すると……



「完成だよ!」



最後の仕上げに、スポンサーなどのロゴをシールで貼り付けます。



フェラーリF1チームのスポンサーをつとめる、レイバンやウブロのロゴを貼り……



サプライヤーのシェルのロゴをモノコック上部にペタッ。



ハンドルにフェラーリのシールを貼り付けたら……



レゴ製F1マシン「SF70H」の完成です。遠目から見ると本物のF1マシンにしか見えませんが……



近づくと、表面の段差が見えてレゴで作られていることがよくわかります。



数多くのスイッチを満載したハンドルも見事に再現。



スクーデリア・フェラーリのロゴと跳ね馬の紋章が描かれた、まごうことなきフェラーリのF1マシン(?)です。



ナナメに傾斜したリアウイングも実物さながらに再現。



流体力学を駆使して設計されるフロントウイングの複雑な形状も再現。



どこから見ても本物と全く同じに見えるレゴのF1マシンはまさにプロの技です。



「レゴは作ってみたいけど34万個ものブロックはさすがに……」と尻込みしてしまった場合には、レゴ「スピードチャンピオン」シリーズでフェラーリF1の2016年モデル「SF16-H」がラインナップされていて、2000円前後で購入できるので安心(?)です。

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