一流の店が立ち並ぶ、銀座。デートや接待使いに寿司やフレンチも知っておきたいが、カジュアルな飲み会だったら、イタリアンをチェックすべし。

気張ってデートする日ではなく、仲間とワイワイ過ごしたい夜はここへ。

おいしくて雰囲気もよし、さらにコスパも抜群ときたら、すぐにでも予約したくなる!



創業当時からあるメニューで、根強い人気を誇るのが「豚スペアリブのバルサミコ煮込み」。フォンドヴォーのコクとバルサミコの酸味でワインが進む!黒ぶどうを使い濃密で飲みごたえある、プーリア「ファタローネ」
ボトルに値段直書き&カブ飲みワインの元祖 『ポン・デュ・ガール』

“ガブ飲みワイン”発祥の店といえば新富町『ポン・デュ・ガール』。その特徴は、ボトルに値段が直接書かれていること。

「楽しい時は一回より二回あったほうがいい」というスローガンを掲げ、料理もワインも安く美味しく提供するから、また来てねという店の想いが込められている。



棚にひしめくワインは圧巻!ボトル¥2,980〜。料理に合わせて、濃い目多し

全7店舗ある系列店も、“ボトルに値段直書き”でいずれも美味しい&安い&楽しいの三拍子が揃ったデキる店!

それを実現するために、ワインを飲みたい人のみが入店可、22時までは料理もオーダーを、など、いくつか店からのお願いごとがあるが、それらさえクリアすれば、大食漢のワイン好きに、これほど嬉しい店はない!

その志がウケたからこそ、連日お客が絶えないのだ。



銀座で美味しいワインをがぶがぶ呑みたい日は絶対にここがいい!


ここの牛ヒレかつ、たまらない…!



「仔羊のすね煮込み」メニューは一例
残業飯から勝負デートまで幅広く肉好きを満足させる良店『イバイア』

歌舞伎座にほど近い東銀座の裏通り。バスク語で“川”をあらわす『IBAIA』は、その肉力の高さで話題の店だ。

目指すは、バスク料理の定番を押さえた気軽なビストロ。



牛のヒレカツ(¥3,200)は揚げ物なのに衣が極薄でヘルシー。油で煮るように揚げているのでジューシーかつ柔らかい!

目立たぬ狭い路地沿いにありながら、肉好きたちがこぞって通うオアシス。

店の戸を開けば、カウンターでステーキを食べる女性のひとり客もいれば、仔羊の煮込みをシェアするカップルなどさまざま。



セルフィーユやディルなど埼玉の自家農園で作った野菜によるサラダ(¥1,080)

メニューの中心となる自慢の肉料理は、飾り気がなくあくまでもシンプルだ。噛むほどに口中にジューシーな旨みが広がる、肉好きにはたまらないボリューミーなメニューが満載!

牛もいいが鴨肉も内臓も捨てがたい。肉好きにとってこの店の存在は、なんと有難いことか。



この店で1日の疲れをふき飛ばそう!

『マルディグラ』で12年間スーシェフを務めた深味雄二さんが肉に火を入れていると聞けば、肉を楽しむ客が多いのも納得だろう。

絶妙な火入れはもちろん、スパイスを巧みに使い肉の旨みを引き出すのもお見事。店の穏やかな空気感も美味しさの秘訣だ。


コリドーでワイガヤ!



夜はオープンからわずかで席が埋まることも。スタッフのイタリア語も飛び交い、活気に満ち溢れる
コリドーで「ちょっとピッツァを」と立ち寄れる店『ネロオッキ』

「ナポリではピッツァの誘いは、“ちょっと会おうよ”的な合図」という話をイタリア人から聞いたことがある。

そんな具合に「ちょっとピッツァを」と立ち寄れる店が、銀座コリドー街に店を構える『ネロオッキ』。

店に入るとまず目に入るのは、巨大なピッツァの薪窯。ナポリで経験を積んだ職人が老舗サンフェリーチェ社の粉で生地を練り、焼き上げるピッツァはモチッとして、それでいて軽やか。

36もの種類があるのも楽しく、ついつい、あれもこれも食べたくなってしまう。



竹炭で色を付けたネロ(黒いピッツァ)¥1,800。ピッツァはテイクアウトも可能

気軽な小皿料理や前菜、パスタやリゾット、メインディッシュも揃い、トラットリアとしても使い勝手良好。

塊で焼く窯焼き肉も名物。ジューシーでお酒が進む逸品だ。



左.イタリアンライス¥1,580には、新鮮な魚介がたっぷり 右.4種のサルシッチャと豚羊のスペシャルグリル¥2,300。窯焼き肉はオーダー後に切り分ける

ピッツァを囲む外国人客や、ゆっくり食事とワインを楽しむ恋人同士、子供のいる家族連れなどさまざまなゲストが集うのも、この店の懐の深さだろう。

黒が基調の重厚かつクラシカルな空間は、ゲストたちの賑わいを以って絵になる風景と化す。コリドー街からそんな様子を垣間見れば、ついつい「ピッツァでも」と、店内へ誘われてしまうはずだ。


クリスピーなピッツァでワイワイ!



本場同様、クリームを使わず卵だけで仕上げた「360 スタイル カルボナーラ」
気さくなイタリア人シェフがふるまう本場さながらの料理は必食!『360 イタリアン レストラン』

もともとローマでホテルとレストランを経営していたというイタリア人シェフのマルチェロさんが、オープンキッチンのスタイリッシュな空間で、イタリアのシンプルかつ本格的な料理をふるまう隠れ家、『360 イタリアン レストラン』。



ローマスタイルでクリスピーな「マルゲリータ」(¥1,200)

生地もソースも手作りという名物ピッツアは、薄いクリスピータイプの生地が特徴的なローマスタイル。トマト旨味をぎゅっと凝縮した濃厚なソースと共に味わってほしい。

オーナーシェフ自らが厳選する食材で創り上げる本場イタリアンと極上ワインのマリアージュは、まさに本場の味。味だけでなく、見た目や香り、五感を全て使って楽しんでいただきたい。



カジュアルに気の置けない仲間と飲みたい費はココ!

オープン以来、厳選された食材を用いたヘルシーなイタリアンが話題に。

店内では料理教室や語学交流会といったイベントも定期的に開催されており、食のみならず、イタリアの文化に直接触れられるのも魅力のひとつ。


がっつり肉を食べて疲れを癒そう



1番人気「Tボーンステーキ」
コスパ抜群の肉イタリアン 『エル ビステッカーロ デイ マニャッチョーニ』

『エル ビステッカーロ デイ マニャッチョーニ』。この店名を直訳すると「食いしん坊達のお腹を満たすためのステーキ職人」となるように、ステーキ自慢のイタリアンだ。

肉好きなオーナーシェフが、イタリア・ローマで磨いた腕を存分にふるって、グルメな大人たちのお腹を満たす肉料理を提供してくれるぞ。

注目はド迫力の「Tボーンステーキ」だ。 グリルと2種類の温度帯のオーブンを巧みに使いわけ、表面はパリッと芳ばしく、中はしっかりと肉汁を湛えジューシーに。



前菜の一例。

本場ローマで磨いた伝統の味「カルボナーラ」や牛の尻尾をセロリやトマトと柔らかく煮込んだローマの伝統料理「オックステールのローマ風煮込み」、自家製のドルチェも人気。

今日はガッツリ食べたい、そんな時におすすめしたい。



ブカティーニ アマトリチャーナ