上司や先輩と飲みに行った際、過去の栄光や自慢話を延々と聞かされてウンザリした経験はないだろうか。

2ちゃんねるには8月9日、「いちいち武勇伝を語る上司がむかついてしょうがない」というスレッドが立った。スレ主は、

「30歳くらいの上司なんだが、もう何回聞かされたか分からないくらい 俺は昔さ〜って 暴走族がどうとか喧嘩がどうとかもうめんどくせーんだよ!! ぶん殴っていいの?」

と不満を漏らしている。

「恥ずかしい行為をしている痛い人っていう認識を持った方がいい」

スレッドではスレ主と同様に、上司の武勇伝にウンザリした経験がある人からコメントが集まっている。

「いるわそういう人 俺すげーの話と誰かを怒鳴り散らしたらビビったって話と悪口の話しかしない奴」
「なんだその上司。中二男子が不良ぶったりして、俺かっけーアピールと一緒やろ」

いい歳をして、いつまでも「昔の俺は強かった」などの自慢話をする姿を見れば、引いてしまいそうだ。ましてや暴力を振るった経験談をドヤ顔で話されても気分が悪くなるだけだ。そのため、

「武勇伝なんて90%が黒歴史なんだから むしろ『武勇伝を語る』のは恥ずかしい行為をしている痛い人っていう認識を持った方がいい」

と冷ややかに見る人もいる。

上司や先輩の武勇伝話が始まったら、真剣に耳を傾けることなく、適当に受け流すのが得策、という意見も出ている。

「そういう奴は『すごいっすね』って言っとけば満足するから楽やぞ大体何度も同じ武勇伝語るからその都度さすがですね〜って言ってるわ」
「『うわぁ、すごいですね』 何度その話をされても全く同じ台詞で返す そのうち気づくから 」

調査データでも上司の武勇伝にウンザリしている人多数

実際、武勇伝を語る上司は部下から不人気だ。酒類・食品メーカーの福徳長酒類が今年4月にリリースした調査データでは、会社の先輩や上司と飲んで嫌な思いをした経験がある人が約8割に上っている。実際に経験した嫌な思いには、「仕事と関係がない過去の武勇伝を延々と聞かされた」(36.9%)や「仕事上の武勇伝や自慢話を延々と聞かされた」(36.7%)がほぼ同率で上位についている。

上司の方も、自分の今の働きが社内で思うように評価されていないなど、何かしらの辛さを抱えているかも知れないが、聞く方としては「昔は喧嘩が強かった」などと言われても困惑するだけだ。