マクドナルド従業員、衝撃写真を投稿(画像は『nick 2017年7月15日付Twitter「This came out of McDonald's ice cream machine in case y'all were wondering...」』のスクリーンショット 画像を一部加工しています)

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従業員がキッチンの驚くような写真をSNSなどに投稿し、社会的に大変なダメージを食らうことが増えているチェーン系ファストフードレストラン。米ルイジアナ州のあるマクドナルドのキッチンからとんでもない写真が流出し、全米のマクドナルドに激震が走っているもようだ。

“お客さんは何も知らずに美味しいといって食べている。うちの店のキッチンがどれほど汚いか現実を知らせるべきだ。”

ふとそんなことを考え、業界のルール違反、雇用者への謀反ともいうべき行動に出たのは、ルイジアナ州のあるマクドナルドに勤めていたTwitterのユーザー『nick(@phuckyounick)』さん。現地時間の先月14日にTwitterに投稿したのは、彼がいた店舗のソフトクリーム・マシーンから抜き取ったドリップトレイの写真であった。カビの色をしたドロドロした中身には誰もが吐き気を催しそう。そんなキッチンの実態を明らかにしたnickさんは当然ながら店長の逆鱗に触れ、すぐに懲戒処分となったという。

nickさんによれば、トレイを定期的に掃除するのは店長の仕事であるとのこと。そのためドリップトレイを汚いまま放置するか否かは各店の店長次第で、ほかの多くの店舗では掃除のルールがしっかりと守られているとnickさんも考えているようだ。だが彼はルイジアナ州のどの店舗に勤めていたのか明らかにしておらず、憶測が飛び交うばかりで「はっきりとどの店舗かを教えて欲しい」といった声もあがっている。

この一件について米マクドナルド本部はさっそく『Huffington Post』『BuzzFeed News』などに謝罪声明を発表。「私たちはお客様に高品質の食品とサービスを提供し、常に清潔な環境を維持し、素晴らしいレストランの運営に全力を注いでいます」として、定期的な掃除を怠っていたことは認めるも、マシーンの問題のドリップトレイはソフトクリームとは触れることのないパーツであることを強調した。さらに従業員の再教育と清掃に関する確認作業の見直しなどを約束し、顧客の信頼を取り戻すことに必死であるようだ。

また、このたびのように同レストランの信頼や評判を傷つけるような行為をSNSなどで意図的に行った者に対し、同社は容赦なく懲戒処分にするとの方針を明らかにしている。これについてnickさんは『BuzzFeed News』に「Twitterにそんな写真を投稿したらクビになることくらい、僕だってわかっていました。でも自分では何も悪いことをしたとは感じていません。それに『あなた方はこんなものを食べているのですよ』と人々にキッチンの実態を教えてあげたことと引き換えに、僕だって仕事を失ってしまったのですから」と語っている。

マクドナルドのような大変忙しい職場で店長の仕事ぶりに怠慢さが目立つ場合、従業員がハラハラ、イライラしてしまうのは当然である。nickさんはそんな店長にはあっと驚くような社会的制裁が必要だった、とでも言いたげだ。

画像は『nick 2017年7月15日付Twitter「This came out of McDonald's ice cream machine in case y'all were wondering...」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)