【秘密】ドラマ「孤独のグルメ」の知られざる極秘情報と噂11選 / 長嶋一茂が井之頭五郎役になるかもしれなかった

写真拡大 (全6枚)

テレビ東京系列で深夜枠に放送されているドラマ番組「孤独のグルメ」をご存知でしょうか。久住昌之原作の漫画作品を実写化したドラマ作品なのですが、2012年に初めて放送されて以来毎年のように新シーズンが放送され、現在はシーズン6が放送中という根強い人気誇るテレビドラマなのです。

オッサンが飯を食うだけのドラマ



孤独のグルメのストーリーは、主人公の井之頭五郎(松重豊)が仕事で訪れた街でメシを食べるだけという極めて異質なもの(笑)。しかし、あまりにもウマそうにメシを食べる姿や独特の言い回し、そして深夜の絶妙な時間帯の放送という点も相まって、多くの視聴者を魅了してきているのです。



孤独のグルメの知られざる秘密を発表!



今回は孤独のグルメのドラマ版や原作の漫画版のあまり知られていない秘密情報や裏話、豆知識などをまとめて紹介します。これを読めば現在放送中の孤独のグルメシーズン6をより一層楽しめること間違いなしです!

ドラマ「孤独のグルメ」の知られざる極秘情報と噂11選



1. 酒を飲めない設定はページ数削減のため

主人公の井之頭五郎はお酒をまったく飲めない下戸の設定になっていますが、これは漫画連載時の1話のページ数が8ページのみだったため、お酒と食べ物の組み合わせまで1話の中で触れていたら8ページに収まらないということでお酒を飲めない設定になったのです。

2. 松重さんと五郎の食べ物の好みは真逆

井之頭五郎は下戸で甘いものが大好きという設定になっていますが、主演の松重豊さんは甘いものが苦手でお酒が大好きという、なんと食べ物の好みが真逆だというのですから驚きです。美味しそうに甘いものを食べているシーンもよく放送されますが、実はいやいや食べていたのかと思うと、松重さんの役者魂を感じることができますね。

3. 世界各国でも人気がある

孤独のグルメは世界各国でも人気です。台湾では独自のキャストでウェブドラマが制作され、漫画の翻訳版は韓国、台湾などのアジア圏のみならず、イタリア、フランスなどのヨーロッパ圏、さらにはブラジルなどでも発売されているのです。



4. 長嶋一茂が主演になる話があった

井之頭五郎といえば俳優の松重豊さん、と言えるほどに完璧なキャスティングがされたドラマ版ですが、実はシーズン1の放送前に、元プロ野球選手の長嶋一茂さんを井之頭五郎役で起用してのドラマ化の話があったそうです。しかしこれには久住昌之さんが反対の意思を示し、丁重にお断りをしたそうです。

5. 心の声はロケバスで収録することも

井之頭五郎の食事シーンでは黙々と食べている上から心の声が被されますが、この声は収録後のロケバスで録音することもあるそうです。大勢のスタッフに囲まれている撮影シーンと異なって非常にひっそりと行われるため、こちらの収録の方が本当に「孤独」を感じるのだとか。

6. 松重さんのギャラは1本30万円程度のこともアリ

ドラマ版の制作費は非常に低コストで、1本あたり300万円程度とのこと。すべてロケでセットなどが不要であり、店内の客などには一般人のエキストラも起用しているため、非常に低予算で抑えられるそうです。しかも役者も少ない上に、松重豊さんの出演料も1本あたりわずか30万円ほど。登場する飲食店もビックリのコストパフォーマンスなのです。



7. ドラマの撮影時間は早朝が多い

孤独のグルメのドラマ版では実際に存在する店舗が舞台となっているため、撮影を行うタイミングも非常に苦労することが多いようです。通常の営業時間中には撮影ができないため、早朝の時間帯に撮影となるケースがもっとも多いのだとか。朝早くから大量のメシを食らう松重豊さんには頭が下がりますね。

8. 原作には失敗エピソードもある

ドラマ版では井之頭五郎が毎回ウマそうな食事にありつけていますが、これはさすがに実在の店舗を舞台にしているため。原作漫画では店選びに失敗してマズいメシを食べることになったり、目的としていた料理にありつけなかったり、はたまた店主や他の客と言い合いになったり、武術の技をかけて大暴れしたエピソードも収録されているのです。

9. 漫画を執筆した谷口ジロー氏は2017年に他界……

孤独のグルメの作者は久住昌之さんとして広く知られ、ドラマの最後にも本人が登場する「ふらっとQUSUMI」なるコーナーがあるため、久住昌之単独による作品だと思われがちですが、実は漫画版は2名による共作。作画は漫画家の谷口ジローさんが行っていたのです。

ところが、谷口ジローさんは2017年2月に病気で他界されてしまいました。もう同じタッチでの漫画の新作は二度と読むことができないのです。

10. 劇中のBGMは著作権フリー

ドラマ版の劇中音楽は久住昌之さんが率いるバンド「The Screen Tones」が制作しています。オリジナル・サウンドトラックも発売されていますが、こちらはJASRACに非登録であるため、版権元に申請をすれば基本的に自由かつ無料で使用することができます。なので、同じBGMを使って孤独のグルメのパロディー作品をYoutubeなどに公開してもまったく問題ないのです。



11. 1シーズンにつき200店舗はチェックする

孤独のグルメのドラマ版で最も気になるのは、やはりどうやって店を選んでいるのかということですよね。約12回に及ぶ1シーズンの撮影のために、なんとスタッフが20店舗ほど下見を行い、同じ店にも何度も足を運んで打ち合わせを重ねた上で舞台となる店を選定しているそうです。

また、お店の側から「出演したい」と売り込んでくるケースも多いそうですが、そのパターンで採用になったことは一度もないそうです。



これから先も見逃せないぞ!



ただオッサンが食事をするだけのドラマなので普通ならすぐにマンネリ化してしまいそうなものですが、期待を上回るグルメ店が立て続けに登場しているため、ドラマの人気はまだまだうなぎのぼり状態だと言えるでしょう。シーズン6の放送はまだまだ続きますので、まだドラマを観たことがないという方もぜひチェックされてみてはいかがでしょうか。

■執筆・監修:Mr. Fox

執筆、撮影、編集家。日本生まれ、生年不詳、トレードマークはキツネの顔。世界各国を回りながら、メディアに関わる仕事をしてます。人のアイデアを転がします! コンコン。https://twitter.com/im_mr_fox/