恋愛において顔より大事な2要素とは?「人は見た目が100パーセント」の真実!
桐谷美玲さん主演の『人は見た目が100パーセント』(日テレ系)がスタート。
ネタで恋愛指南をしている芸人のブルゾンちえみさんが、研究に没頭しすぎて“女子力”や“美”を磨いてこなかった「女子モドキ(JSM)」を演じることでも話題になりましたよね。
自分に自信がなくて恋愛経験が乏しい純、バブル期のまま時が止まっているアラフォーの満子、おやじ女子の聖良。この3人が本物の女子になるべく研究を重ねていくドラマです。
人は美しいもの、優れたものに心惹かれがち。
それは人格的ではなく性質的なものですから、理性でどうにかなったりはしません。
とはいえ、
「見た目さえよければ、相手にハートがなくてもかまわない」
とか
「好みの外見なら、相手がどういう性格であろうと気にしない」
と思って一方的な関係を築き、それで満足できる人はそうそういません。
一般的に恋愛は、お互いがお互いを受け入れられることを前提に成立します。
お付き合いに前向きになれる程度には好意があり、足並みを揃えて一緒に歩んでいこうと思えて初めて、特別な関係への扉が開かれるのです。
つまり、外見というのは恋愛のきっかけになり得ても、それだけで恋愛が成立するものではないんですね。
恋愛関係を築く上で大切な要素は、2つあります。それぞれ解説していきましょう。
1つめは、オープンなコミュニケーションをとれる間柄であること。
どんな関係でもそうですが、本音トークができない相手は「その程度の付き合い」しかできません。
この人には何でも話せる、という安心。
相手はいつも自分に対して本気で向き合い支えてくれる、という確信。
これを、お互いに持てていることが重要です。
双方向で応答し合い、心からのコミュニケーションを楽しめるような、バランスのいい会話ができるようになると、
「こんなに自分と合う人はいないし、自分の理解者が身近にいることが心強い」
と思ってもらえるようになります。
「この人しかいない」という想いが、恋愛感情へと結びついていくのです。
2つめはこちら。
誰しも、見た目が100パーセント好みでも、性格的に嫌悪感を抱くような相手では長期的な関係を築けません。
また、世の中、一目見ただけでお互い全てを受け入れられるような運命的な出会いもあるにはありますが、だいたいが
「ダメじゃないけど、まだよくわからない」
「ちょっといいなと思うけど、どんな人か知らない」
という認識から始まり、徐々に感情を熟成させていくものです。
知り合う中でだんだんと、人としての魅力や異性としての色気を見出していきます。
ここで重要なのは、その「知り合い方」です。
ただ漠然と話しているだけでは「知り合う」ことにはなりません。
価値観・趣味・生活や行動様式といった、相手を構成する様々な要素を知って、それを丸ごと受け入れ、同じく自分を構成する要素を相手にも受け入れてもらう。
このような双方向のやり取りができて初めて、「知り合えた」ことになるのです。
恋愛に欠かせない要素2つについて、ご理解いただけましたでしょうか。
知り合うということを、「相手が自分のために何をしてくれるか」でしか見ていない人も存在します。
好意があるなら、毎日でもメールしてくれる。
好きなら、不安にさせないよう異性との交流は控える。
大切に想っているなら、記念日を毎月祝うはず。
これらは、相手を「試して」いるだけで「知り合って」はいないのです。
その根底にあるのは「自己愛」であり、不安になりたくない自分しか見ていません。
相手と関係を築きたいなら、ちゃんと相手を見ること。そこから恋愛関係は始まっていくでしょう。
あなたの目は誰に向けられていますか?
今一度、考えてみてくださいね。
黒木蜜
一般企業に勤めながら執筆した作品が日本文学館のオムニバス本に掲載され作家デビュー。古事記への造詣が深く、全国300ヶ所以上の神社紹介記事を執筆。現在、古事記の観点から紹介する神社コラム/恋愛コラムなども手がけている。
黒木 蜜〜中今の詩〜
ネタで恋愛指南をしている芸人のブルゾンちえみさんが、研究に没頭しすぎて“女子力”や“美”を磨いてこなかった「女子モドキ(JSM)」を演じることでも話題になりましたよね。
自分に自信がなくて恋愛経験が乏しい純、バブル期のまま時が止まっているアラフォーの満子、おやじ女子の聖良。この3人が本物の女子になるべく研究を重ねていくドラマです。
■見た目だけで恋愛はできない?
人は美しいもの、優れたものに心惹かれがち。
それは人格的ではなく性質的なものですから、理性でどうにかなったりはしません。
とはいえ、
「見た目さえよければ、相手にハートがなくてもかまわない」
とか
「好みの外見なら、相手がどういう性格であろうと気にしない」
と思って一方的な関係を築き、それで満足できる人はそうそういません。
一般的に恋愛は、お互いがお互いを受け入れられることを前提に成立します。
お付き合いに前向きになれる程度には好意があり、足並みを揃えて一緒に歩んでいこうと思えて初めて、特別な関係への扉が開かれるのです。
つまり、外見というのは恋愛のきっかけになり得ても、それだけで恋愛が成立するものではないんですね。
恋愛関係を築く上で大切な要素は、2つあります。それぞれ解説していきましょう。
■心理的支持者になること
1つめは、オープンなコミュニケーションをとれる間柄であること。
どんな関係でもそうですが、本音トークができない相手は「その程度の付き合い」しかできません。
この人には何でも話せる、という安心。
相手はいつも自分に対して本気で向き合い支えてくれる、という確信。
これを、お互いに持てていることが重要です。
双方向で応答し合い、心からのコミュニケーションを楽しめるような、バランスのいい会話ができるようになると、
「こんなに自分と合う人はいないし、自分の理解者が身近にいることが心強い」
と思ってもらえるようになります。
「この人しかいない」という想いが、恋愛感情へと結びついていくのです。
■人格的・性愛的な魅力があること
2つめはこちら。
誰しも、見た目が100パーセント好みでも、性格的に嫌悪感を抱くような相手では長期的な関係を築けません。
また、世の中、一目見ただけでお互い全てを受け入れられるような運命的な出会いもあるにはありますが、だいたいが
「ダメじゃないけど、まだよくわからない」
「ちょっといいなと思うけど、どんな人か知らない」
という認識から始まり、徐々に感情を熟成させていくものです。
知り合う中でだんだんと、人としての魅力や異性としての色気を見出していきます。
ここで重要なのは、その「知り合い方」です。
ただ漠然と話しているだけでは「知り合う」ことにはなりません。
価値観・趣味・生活や行動様式といった、相手を構成する様々な要素を知って、それを丸ごと受け入れ、同じく自分を構成する要素を相手にも受け入れてもらう。
このような双方向のやり取りができて初めて、「知り合えた」ことになるのです。
■まとめ
恋愛に欠かせない要素2つについて、ご理解いただけましたでしょうか。
知り合うということを、「相手が自分のために何をしてくれるか」でしか見ていない人も存在します。
好意があるなら、毎日でもメールしてくれる。
好きなら、不安にさせないよう異性との交流は控える。
大切に想っているなら、記念日を毎月祝うはず。
これらは、相手を「試して」いるだけで「知り合って」はいないのです。
その根底にあるのは「自己愛」であり、不安になりたくない自分しか見ていません。
相手と関係を築きたいなら、ちゃんと相手を見ること。そこから恋愛関係は始まっていくでしょう。
あなたの目は誰に向けられていますか?
今一度、考えてみてくださいね。
ライタープロフィール
黒木蜜
一般企業に勤めながら執筆した作品が日本文学館のオムニバス本に掲載され作家デビュー。古事記への造詣が深く、全国300ヶ所以上の神社紹介記事を執筆。現在、古事記の観点から紹介する神社コラム/恋愛コラムなども手がけている。
黒木 蜜〜中今の詩〜