日本ではiPhoneのセット売りが強い? UQ mobileで3年以上前の「iPhone 5s」が販売数トップのワケ

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KDDI子会社のUQコミュニケーションズ(以下、UQ)が同社の携帯電話サービス「UQ mobile」向け「UQコミュニケーションサロン」(UQ記者説明会)を1月25日に開催した。

UQ mobileは、KDDIがau回線を用いたMVNO、いわゆる格安SIMを提供しやすいようにサポートする会社(MVNE)として立ち上げられたKDDIバリューイネーブラーが提供している。

その後、グループ会社のUQに吸収された形で、UQでは現在、WiMAX・WiMAX 2+のデータ通信サービスに加え、UQ mobileに力を入れている。特にソフトバンクのサブブランドとして展開されている「ワイモバイル」をライバルとし、追いつこうと必死だ。

ワイモバイルが旧機種ながらNTTドコモやau、ソフトバンクの大手携帯電サービス(以下、キャリア)に続いて昨年3月に「iPhone 5s」を販売開始したのを受けて、UQ mobileでも昨年7月に取り扱いを開始した。

今回実施された説明会でもUQ mobileが販売するスマートフォン(スマホ)の中で「iPhone 5s」が販売数トップであることが明らかにされた。
昨秋に発売されたAndroidスマホ「HUAWEI P9 lite PREMIUM」と「AQUOS L」の3機種の合計で約62%を占めているという。

これらの3機種については拮抗しているものの、やはり少しiPhone 5sが抜けているとのこと。

iPhoneシリーズは、若者、特に学生を中心に女の子に人気が高いだが、より新しいiPhone 7シリーズやiPhone 6sシリーズでなくとも、まずはiPhoneでなければはじまらないという層がいるということだ。

筆者なら間違いなくUQ mobileのiPhone 5sを購入するなら、Apple StoreでSIMフリー「iPhone SE」(大きさが4インチサイズと同等)を購入してMVNOのSIMカードを別途契約したい……それがUQ mobileであってもだが。

しかし、やはりまだまだ携帯電話サービスとセットで購入するほうがわかりやすく安心できるとUQでは見ているという。
今後も各MVNOがセット販売やショップ展開といったキャリア化していく流れは続くようだ。


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