『HOMELAND』シーズン5

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米Showtimeで今月シーズン6が放送開始となったばかりのサスペンスドラマ『HOMELAND』。ショーランナーのアレックス・ガンサが、同シリーズをシーズン8で終了させる考えがあることは当サイトでもお伝えしていたが、その言葉通り、やはりシーズン8をもって幕を閉じることが、このほど明らかとなった。米Deadlineなどが報じている。

(※本記事は、同シリーズのネタバレを含みますのでご注意ください)

1月15日(日)より放送開始となった『HOMELAND』シーズン6は、舞台を再び本国ニューヨークに戻し、大統領選挙の様子が描かれる。主人公キャリー・マティソン(クレア・デインズ)は、アフガニスタンやドイツでの仕事を終えて帰国し、イスラム系アメリカ人のために働いていたが、再びテロリストとの戦いに身を投じることになる。

ガンサは米Deadlineのインタビューで「最後の2シーズンはキャリーをまたCIAに戻し、どこか外国で撮影をしたいと思っている」と明かしながら、今シーズンの舞台をニューヨークに決めたいきさつを「キャリーを動かそうと思ったのではなく、クレアをアメリカ国内に戻してあげたかったからだ。『HOMELAND』の撮影が始まって以来ドイツや南アフリカなどずっと国外で撮影を続けてきたからね」まだ結末についてはきちんと詳細が決まっていないとしながらも、過去のシーズンで張った伏線を回収する作業が、長く続いたシリーズの醍醐味だ、と語っている。また、シーズン6からは、これまでに登場した人物の再登場もあるとのこと。

シーズン5で瀕死の重傷を負い、生死の境を彷徨ったピーター・クイン(ルパート・フレンド)も今シーズン、意識を取り戻す。先シーズンまでの彼とは違うが、その存在がシリーズには必要であり、今後のストーリー展開のキーになるだろうと語った。

今シーズンは女性初の"次期大統領"となるエリザベス・キーン(エリザベス・マーヴェル『ハウス・オブ・カード 野望の階段』)が登場する。これについてガンサは「エリザベスの性格はどちらかと言うとヒラリー・クリントンよりも、一匹狼的なドナルド・トランプに近い、政策は別として。そういう意味では、性別は違ったけれど、選挙結果と脚本が全く異なったとは思っていないよ」とコメント。

『HOMELAND』は現在の世界情勢をリアルに反映させて進めていくことで知られているが、今回のアメリカ大統領選でトランプが選ばれたことが今後のストーリー展開にどのような影響があるのか。シーズン6は、米Showtimeにて放送中。(海外ドラマNAVI)