永野竜太郎、着実に実績は積んでいる(撮影:和田彭郎)

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キャリアハイの賞金ランク18位で今シーズンを終えた永野竜太郎。しかし、今季は「気持ち的に言えばそこまで満足のいくシーズンではなかったです」とこの1年を振り返った。
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「今季は常に優勝争いに加わりたい、その思いで試合に入りました」と自身に高い目標を課した永野。国内開幕戦の前に故郷の熊本で震災の被害を受け、「頑張らないといけないなと。その気持ちはシーズン通して持ってました」、さらに自分に気合を入れて臨んだ。
4月の「東建ホームメイトカップ」と「パナソニックオープン」では初日首位発進し、トップ10フィニッシュ。「〜全英への道〜 ミズノオープン」でも9位に入り、シード権は早々に射程圏内に捉えたが、その後は思うように結果を出せない時期が続いた。
「予選は通るけど、真ん中か下か。予選通るだけでいっぱいいっぱいで、逆に言えばよく予選通ったなとも言えるのですが。自分が目標にしていたこととは全く違うし、周囲には評価してくださる方もいましたが、自分の思いとは違ったので」、思うように結果を出せない自分に苛立ちを覚えることもあったという。
今にして思えば、「気持ちが先に行っていたというか、結果を出さないといけない、出さないといけないと…。思いと結果の差に落胆しすぎている自分がいましたね」と精神的に余裕がなく、それがプレーにも響いてしまった。
来季は同じ轍は踏まない。「これまでやってきたことをこれからも続けるます。やり続けて、少しづつ質を上げていき、全体的なレベルアップをしていかないと。特にこれ、というよりは全体的に」。焦らず、じっくりと自分のゴルフに向き合っていく。
故郷は「まだまだ元通りにはなっていないですね。時間はかかると思います」と復興の途上。「中日クラウンズが終って帰って、その時が一番ショックを受けました。その時に比べれば良くなっていってますが、まだ仮設住宅に入ってる方もいるので。まだまだできることがあればやろうと考えいます」。傷ついた熊本にいいニュースを届けるためにも、このオフにウデを磨き、来季はさらなる飛躍を目指す。

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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