太ももがほっそり!セルライトを撃退するマッサージ
ダイエットをしても太ももやお尻周りのお肉を落としたいのに落ちない……。
その原因は太ももやお尻についたセルライト。今回はエステティシャンの筆者が、セルライトを流すセルフマッサージ法をお教伝えします。
■セルライトとは?
セルライトとは、冷え、ホルモンバランス、自律神経の乱れや代謝の低下による血行不良によって、体内に蓄積した余分な水分や老廃物が溜まり肥大化した脂肪細胞とコラーゲン繊維が絡みあってできた組織のこと。
特に太ももやお尻は内臓から離れているため血液循環が悪くなりやすいのでセルライトができやすい場所。
セルライトができてしまうと、脂肪細胞自体の代謝が乱れて悪循環となり、さらにセルライトが肥大化します。
肥大化したセルライトによって血管やリンパが圧迫され血流が悪くなり、老廃物の排泄が困難となってしまいます。
こういったことから、血行不良によるむくみや冷え性、さらには毛細血管が切れやすくなり、内出血やアザができやすくなるのもセルライトがひとつの原因となります。
セルライトは食事制限やダイエット、運動だけではどうすることもできないので、これ以上セルライトを肥大化させないためにも身体を温め、血液循環を良くしながらセルライト予防のマッサージが必要となります。
■太もも&お尻のセルライトを流すセルフマッサージ法
マッサージオイルやクリームなどを使い、お風呂あがりなど身体が温まっている間にマッサージを行いましょう。
(1)内ももと外ももを両手で包み込むようにして、ひざのあたりから足の付け根まで痛気持ちいいくらいの強さで流します。約30回行いましょう。
(2)両手全体を使い、両サイドに割くように真裏までしっかり流します。約30回行いましょう。
(3)内ももを、ひざ周りから太もも付け根のリンパ節に向かってしっかり流します。約30回行いましょう。
外ももリンパも同じように膝周りから太もも付け根のリンパ節に向かってしっかり流します。約30回行いましょう。
(4)特に脂肪の溜まりやすい太ももの付け根のリンパ節付近をしっかり揉みほぐします。約30回行いましょう。
(5)太ももの外側は、体を少しひねれば太ももの後ろ側まで掴めますのでしっかりお尻まで揉みほぐします。約30回行いましょう。
(6)手をグーにし、指の面や関節を使いながら、ひざの裏からお尻まで上に向かって流すようにしましょう。
無理のない体勢で、片方ずつでも構いませんので約30回行いましょう。
(7)ちょうどお尻の真下の部分にセルライトが集中し、意外と冷えている場所ですので、重点的にマッサージを行います。約30回行いましょう。
(8)片足はまっすぐ伸ばし、壁に手をつきながらもう片方の足を上がる所までゆっくり持ち上げます。
筋も伸びるのでヒップアップにも繋がります。少し痛いところで5秒キープしながら15回行いましょう。
太ももやお尻は意外と知らない間に冷えており、セルライトがつきやすい場所。
冷やさないようしっかり温めることとマッサージは今後のセルライト予防にもなりますので、参考にしてみて下さいね。
【筆者略歴】
※ 寒川あゆみ・・・エステティックサロンにて勤務後、海外に渡りセラピストとしてフリーで活動。2014年より、大阪にてエステサロン「Private salon Laule’a」を運営。同時に講師・イベント出店・美容家・美容ライターとしても活 動中。
【画像】
※ gangis khan / shutterstock