企業のPR担当者が考えることというのは、時にとても面白く斬新だ。このたび、ふんわりと丸っこい姿になったディズニーキャラたちのぬいぐるみが新登場した。その名も、「Disney ufufy(ウフフィ)」だ。先日、11月3日に発売になって以来、その売れ行きは「バカウレ」状態だという。


この「ウフフィ」、口にしてみると分かるが、きわめて発音がしにくい。しかしその一方で、なぜか気分がウキウキしてくるのが分かる。その高揚した状態のまま、自分のスマートフォンなどで自撮りをすることを「#ウフ撮り」と呼ぶ。

イライラ女子も素直になりそうなこの#ウフ撮り、実に深い意味があるようだ。ディズニーストアの担当者にその真相を聞いてみた。

「#ウフ撮り」とは何なのか



まず「#ウフ撮り」の定義はどのようなものなのか、ディズニーストアの担当者はこう答える。

「『ufufy(ウフフィ)』と言うと自然と口角が上がって笑顔になります。そこで、ufufyのぬいぐるみと一緒に『ウフフィ』と言いながら笑顔で写真を撮ることを『#ウフ撮り』と定義しています」

そもそも、なぜこのような#ウフ撮りを考案したのだろうか。

「ufufyが"幸せを運ぶぬいぐるみ"ということを伝えたい一心で発案しました。
ufufyのターゲットである、若い女性に親しまれるぬいぐるみになるためにはSNSの写真投稿と連動させる必要性があること、また『ウフフィ』と名前を言うと自然と口角が上がり笑顔になる(=幸せな気持ちになる)という商品名の特長を活かしました」

確かに口角を上げるだけで、自然と楽しくなってくるといわれている。#ウフ撮りもその効果を狙っているようだ。

#ウフ撮り女子は実際、幸せな気持ちになったのか?



実際、#ウフ撮りをしていた女子たちは、幸せな気持ちになったのだろうか。担当者によれば、次のような声が挙がったという。

『うふふぃーって言いながら撮ると自然と笑顔になる「#ウフ撮り」が流行りらしい!』
『ウフフィって言いながら写真を撮ったら、本当に自然な笑顔で撮れた!』

どうやら、ufufyを目の前にすると、女子たちは本当に自然と笑顔がこぼれてしまうようだ。実際、確かに、ちょっとした幸せを呼んだといえそうだ。

「#ウフ撮り」の正しいやり方


「#ウフ撮り」は思いのほか、ストレスがたまったり、落ち込んだりしているときに使えるかもしれない。そこで担当者に、#ウフ撮りの正しいやり方を教えてもらった。

1.まず、ufufyを顔の横に近付け、ふんわりと香る「フラワリングアップル」の香りでリラックスします。
2.次に「ウフフィ」とぬいぐるみに向かって呼びかけます。すると、自然と口角が上がり、笑顔になります。
3.最後に、触り心地の良いufufyに顔を少しうずめるように首を若干傾けます。

「これで、いつもより可愛く写真が撮れること間違いなしです!」

実はこのufufy、「フラワリングアップルの甘い香り付き」で、「"見た目(視覚)・触り心地(触感)・香り(嗅覚)"によって癒される」効果もある五感で楽しめるぬいぐるみだったのだ。自撮りが苦手でいつも作り笑いが引きつるという人は、ぜひ試してみよう。香りをかいでリラックスするのがポイントだ。

イライラしたり、落ち込んだりしたときは、「ウフフィ」とつぶやき、笑顔で自撮りをすれば、きっと心が一変し、幸せ感で満たされるであろう。
(石原亜香利)

Disney ufufy
http://www.disney.co.jp/store/ufufy.html