J2降格の名古屋が大粛清…MF小川佳純やDF竹内彬、GK西村弘司ら大量9選手との契約満了を発表

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名古屋グランパスは10日、MF小川佳純(32)、DF竹内彬(33)、GK西村弘司(32)、MF森勇人(21)、FW野田隆之介(28)、FWグスタボ(29)、MFイ・スンヒ(28)、MF明神智和(38)、DF安田理大(28)の9選手の契約満了を発表した。

▽2007年に市立船橋高校から加入した小川は10シーズン在籍。背番号10を背負い、J1通算286試合に出場し36得点を記録していた。2006年に国士舘大学から加入した竹内は、2011年にジェフユナイテッド千葉に移籍するも2015年に復帰。名古屋ではJ1通算126試合に出場し2得点を記録していた。2008年い京都サンガF.C.から加入した西村は、GK楢崎正剛の控えとしてチームを支えた。名古屋ではJ1で6試合の出場に留まっている。

▽名古屋の下部組織出身の森は、2014年にトップチームに昇格。しかし、リーグ戦での出場機会はなく、ナビスコカップで4試合、天皇杯で1試合に出場した。2014年にサガン鳥栖から加入した野田は、ケガの影響もあり満足行く結果を残せず。J1で19試合に出場し2得点に終わっていた。グスタボは、バイーア(ブラジル)から2014年に加入。J1では11試合に出場していた。

▽また、今季から加入した3選手も契約満了。スパンブリー(タイ)から加入したイ・スンヒは、J1で29試合出場1得点、ナビスコカップで2試合、天皇杯で1試合に出場。ガンバ大阪から加入した明神はJ1で15試合に出場。ナビスコカップで3試合に出場していた。ヴィッセル神戸から加入した安田は、J1で22試合に出場。ナビスコカップで4試合、天皇杯で1試合に出場していた。契約満了となった9選手のコメントは以下のとおり。

◆MF小川佳純

名古屋グランパスという素晴らしいクラブで10年間プレー出来たことにただただ感謝しかありません」

「これまで共にプレーしてきた選手、僕たちを全力でサポートして頂いた現場やクラブスタッフの皆さん、そしてどんな時もクラブに対してご支援ご声援いただいたパートナー関係の皆様、ファン・サポーターの皆様には言葉には代えがたい気持ちでいっぱいです。皆様のお陰で、2010年にはリーグ優勝という素晴らしい経験をすることも出来ました。もちろん、名古屋グランパスで過ごした一日一日は僕にとって全ての時間がかけがえの無いものだと感じています」

「ただ、そういった中で最後の最後にクラブにJ2降格という不名誉な歴史を残してしまったことは本当に悔いが残りますし、名古屋グランパスに関わる全ての皆様に申し訳なく感じています。

僕は、名古屋グランパスを離れますが、このクラブの一日でも早いJ1復帰を願っています。そして、心から応援しています」

「今後については未定ですが、名古屋グランパスでの経験、そして10年間ファン・サポーターの皆様から頂いた歓声、拍手、笑顔を胸にこれからも成長するために頑張りたいと思います。今まで本当にありがとうございました」

◆DF竹内彬

「今シーズン限りで名古屋グランパスを退団することになりました。この一年を振り返ると、名古屋グランパスを支えてくださる皆さまにとって辛い思いをさせてしまうことが多いシーズンであったと思います。さらに最後の最後ではJ2降格とあってはならない結果から、多くの方を落胆させてしまい本当に申し訳ありませんでした」

「2015年に名古屋グランパスに復帰させていただき、信頼しあえる仲間、スタッフと共に、グランパスサポーターの大声援を受けてプレーできたことは僕の一生の宝物です。ファン・サポーターの皆さま本当にありがとうございました。名古屋グランパスの1年でも早いJ1復帰を心から願っています」

「僕自身は今後もまだまだプレーヤーとして成長できるよう頑張りますので、一選手として竹内彬を応援して頂けたら嬉しく思います」

◆GK西村弘司

「今シーズンもご声援いただきありがとうございました。チームの力になれずJ2降格という結果になってしまいファン・サポーターの皆様、本当に申し訳ありませんでした」

「ただ個人的には9年間、本当に多くの皆さんに支えていただいたことに感謝しかありません。名古屋グランパスでは様々な経験をさせていただきました。素晴らしい環境でサッカーできたことを心から幸せに思います。また沢山の方に出会え、サッカー選手としても、1人の人間としても勉強させていただいた日々でした。本当に感謝しています」

名古屋グランパスでの経験を今後の人生に活かせるよう自分自身、謙虚に頑張りたいと思います。来季、そして今後の名古屋グランパスの成功を祈っています。本当にありがとうございました」

◆MF森勇人

「5歳から名古屋グランパスの下部組織でお世話になり、トップチームに昇格してからこれまでの16年間、本当にありがとうございました。小さな頃からの目標であったプロサッカー選手としてのスタートを、大好きな名古屋グランパスで踏み出すことが出来ただけでなく、トップチームで3年間プレー出来たことは本当に幸せな日々でした。 ただそれと同時に、なかなかチームに貢献出来なかったこと、試合に出られなかったことに対して自分自身への悔しさと歯がゆさでいっぱいです。これからは、どのカテゴリー、そしてどのクラブでプレーするか分かりませんが、もし名古屋グランパスと対戦する機会があったら、大好きなこのクラブに必ず恩返し弾を決めたいと思います」

「そして、いつか必ず僕がもっともっと成長して大好きな名古屋グランパスから再びオファーをいただけるように頑張ります」

「今日まで人としても選手として、厳しくも温かく僕を育てて下さったクラブスタッフの方々、そしてどんな時でも応援してくださったファン・サポーターの皆様、本当にありがとうございました」

「最後になりますが、僕のサッカー選手としての目標は変わりません。名古屋グランパスのキャプテンとして10番を背負い、J1リーグのタイトルを獲ること。この目標を胸に刻み、これからの日々もサッカー選手としてより一層の努力に励みたいです。本当にありがとうございました」

◆FW野田隆之介

名古屋グランパスには、3年間という短い時間でしたが、全ての方がどんな時も全力で僕をサポートしていただきました。本当に感謝しかありません。それにも関わらず僕自身、怪我に悩まされ、なかなかチームに貢献できないまま、クラブをJ2降格という結果に招いてしまったことには、ただただ申し訳なく感じています」

「また、ファン・サポーターの皆様にも3年間の間、ずっと応援していただいたにも関わらず、皆様の期待に応える十分なプレーをお見せすることできなかったことが本当に心残りです。それでもファン・サポーターの皆様をはじめ、名古屋グランパスに関わる全ての方々は、僕にとって本当に温かい存在でした」

「皆様に支えられ、応援していただく中で、サッカーに集中できた時間は僕にとっての最高の財産になりました。今後は、名古屋グランパスのJ1復帰を心から願いながら、僕自身はサッカー選手としてより高みを目指して頑張りたいと思います。また皆様にお会いできる日を楽しみにしています。本当にありがとうございました」

◆FWグスタボ

「3年間、名古屋グランパスでプレー出来たことに何より感謝したいです。僕を温かく迎え入れてくれたこのクラブで、サッカーだけでなく、日本の文化など本当に多くのことを学べたことは一生忘れません。名古屋グランパスで培うことの出来た仲間や経験は、僕にとって何物にも代えがたいほど貴重なものとなりました。全てのグランパスファミリーに心から感謝したいです。最後になりましたが、名古屋グランパスのJ1復帰とそれ以上の発展を心から願っています。ありがとうございました」

◆MFイ・スンヒ

「1年間という短い時間でしたが、本当にありがとうございました。名古屋グランパスで過ごした時間は、私のサッカー人生において一番幸せな時間でした。素晴らしいファン・サポーターの皆さんの前でプレーする喜びと感動は一生忘れません。本当に感謝しかありません」

「ただ、それだけにJ2降格という受け入れがたい結果を残してしまったことは、本当に後悔していますし、申し訳ない気持ちでいっぱいです。今後、私がどこでプレーしていたとしても、名古屋グランパス名古屋グランパスに関わる全ての方々を応援しています。本当にありがとうございました」

◆MF明神智和

名古屋グランパスの力になるために加入したにも関わらず、J2降格という結果を招いてしまい、名古屋グランパスに携わる全ての方々、そしてなによりファン.サポーターの方々に辛い思いをさせてしまったこと、大変申し訳なく不甲斐ない気持ちでいっぱいです。僕はチームを去ることにはなりましたが、名古屋グランパスが1年でJ1に昇格することを強く願っています。1年という短い間でしたが本当にありがとうございました」

◆DF安田理大

「どんな時も応援して下さったファン、サポーターの皆さん。1年間という短い期間ではありましたが、本当にありがとうございました。年間を通して皆さんの期待に応えるパフォーマンスが出せなかったと自分自身感じており、結果的にクラブをJ2へ降格させてしまった事がただただ悔しく、申し訳なく思っています。僕はこのクラブを去ることになりましたが、いつまでもグランパスの事を応援しています。本当にありがとうございました」