「躍動感がない」長友が自戒を込めて語る日本代表の“危機”
![DF長友佑都が代表を外から見て感じたことは…](https://image.news.livedoor.com/newsimage/4/c/4ce48_1419_69e3a5279638b26673a883ab1b1768ba-m.jpg)
「躍動感がないというか、みんながサッカーを楽しむ勢いのようなものが落ちているのかなと正直、思う。それがないと相手も怖さがないし、いいときの躍動感、怖いモノなしというメンタル的な状況を一人ひとりがつくっていかないといけないと思う」
その後、昨年6月の代表合宿中には「やるべきことはもう整理できた」と、あらためてロシアW杯に向けて走り出したが、チームとしては依然、“五里霧中”にいると感じている部分もあるようだ。「この1、2年。W杯以降ですかね。もちろん、いい躍動感のある試合もあった。全部ではない。ただ、全体的なテンションとしては……」。チームに対する苦言というより、むしろ自戒の念がある。
「経験から来る落ち着きも大事だけど」と前置きしたうえで、「ギラギラしたものを若い選手に出してほしいと言ったけど、長く代表でプレーさせてもらっている僕らももう一度、心の底からそういうものを出す気持ちを持つことが大事。そういうベテランを見れば若い選手も思うことがあるはず」と力説。若手の突き上げを待つだけでなく、自分たちベテランがもう一度、初心に立ち返る必要性も口にした。
(取材・文 西山紘平)
●ロシアW杯アジア最終予選特集
●ロシアW杯各大陸予選一覧