大谷翔平は侍の5番候補も…「このメンバーでクリーンアップ打てる実力ない」
小久保監督は期待も本人は謙遜、「チャンスを広げたり、走者を返したり出来れば」
日本ハムの大谷翔平投手が6日、QVCマリンフィールドで行われた全体練習に参加。フリー打撃ではスコアボードに直撃する145メートル弾を放つなど27スイングで7発と圧巻のパワーを見せつけた。
日本ハムの日本一から8日。誰もが目を奪われる破壊力を見せたが、日本代表では背番号16を背負う男はクールだった。
「練習は練習。実戦からそんなに離れていないし、試合になってみないと分からない。いろいろ試せるところは試したいなと思います」
2014年の日米野球、15年の世界野球プレミア12と投手として選ばれたが、シーズンの蓄積疲労を考慮されて今回は野手に専念する。シーズン104安打、22本塁打をマークした打撃を見せるつもりだ。
「長打が持ち味。チャンスを広げたり、走者を返したり出来ればと思います。誰でも経験できることではないので、なかなかないチャンス。それを生かしていきたいなと思います」
「来年世界一を取れるように、そのための準備を」
小久保監督は4番と期待する筒香嘉智外野手に次ぐ5番打者の“発掘“を強化試合の課題に挙げた。その1人が二刀流右腕となるが、大谷本人は謙遜する。
「このメンバーの中で、クリーンアップを打てる実力はないと思っている。任されたところで仕事を出来ればと思います 希望する打順? ないですね」
この日は投内連係などの投手練習後にフリー打撃に参加。来春のWBCでは投打で期待されている。
「(WBCでは投打で)選んでもらえるのかは分かりませんが、最大限、自分の持ち味を出していきたいですし、それで選んでもらえるならすごく光栄なこと。4試合全て勝てるように、頑張って行きたいですし、来年世界一を取れるように、そのための準備をしっかりやっていきたい」
圧倒的なパフォーマンスを見せてきた二刀流が、侍ジャパンでどんな打撃を見せるか注目だ。