フランス大統領が恐喝疑惑のベンゼマを批判「道徳に反する行為だ」

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 フランス大統領を務めるフランソワ・オランド氏が、フランス代表を追放されているFWカリム・ベンゼマ(レアル・マドリード)を自身の著書において批判した。スペイン紙『マルカ』が17日に伝えた。

 ベンゼマは昨年10月、フランス代表の同僚であるMFマテュー・ヴァルブエナ(リヨン)に対する恐喝事件への関与を疑われ、フランスサッカー連盟(FFF)から代表招集の見送りを言い渡されていた。

 この件に関してオランド大統領は、「ベンゼマはプロを目指す子どもたちの良き模範ではない。彼がやったことは、道徳に反する行為だ」と語り、同選手を厳しく批判した。

 また、ピッチ外での問題が絶えないサッカー界の現状については、「クラブは選手たちのプレーだけではなく、彼らの内面的な部分に対しても指導していかなければならない」とコメント。モラル改善に関する自身の見解を示した。

 ベンゼマは今シーズン、クラブではリーガ・エスパニョーラ6試合に出場し、3ゴールと好調を維持。9月には、FFF会長ノエル・ル・グラエ氏の永久追放に反対する発言もあり、代表復帰に追い風かと思われていたが、依然として一連の騒動に対する非難の声は多いようだ。