長友フル出場のインテル、無名クラブにホームで完敗《EL》

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▽インテルは15日、ヨーロッパリーグ(EL)・グループK第1節でハポエル・ベエルシェバをホームに迎え、0-2で完敗した。インテルの長友はフル出場している。

▽昨季セリエA4位のインテルは、直近のペスカーラ戦で2-1と劇的な逆転勝利を飾り、今季初白星を挙げた。その試合のスタメンから大幅に7選手を変更。長友がスタメンに戻って、イカルディやバネガ、ミランダといった主力がベンチスタートとなった。

▽[4-2-3-1]のシステムを採用し、長友が左サイドバックに入ったインテルは、立ち上がりからハポエル・ベエルシェバの勢いに押し込まれる展開を強いられる。6分にブサグロの決定的なボレーシュートを許すと、9分には右クロスからマラニョンのヘディングシュートでゴールを脅かされる。

▽序盤のバタバタを経て、徐々にボールを動かせるようになったインテルは、17分に長友の左クロスにエデルが合わせるチャンスを演出。しかし、29分にもピンチを迎える。ゴールエリア右への侵入を許したマラニョンのスライディングシュートが枠を捉えたが、GKハンダノビッチがファインセーブで阻止した。

▽引き続きボールを持つインテルは39分に決定機。長友が左サイドから右足で上げたクロスをボックス内で受けたエデルが右足を強振。だが、右ポストに直撃して先制ゴールとはならず前半をゴールレスで終えた。

▽後半頭からブロゾビッチに代えてバネガを投入したインテルは、ハポエル・ベエルシェバを押し込み、ミドルシュートでゴールに近づいていく。しかし54分、FKのサインプレーから失点する。マラニョンにボックス右への侵入を許すと、ファーサイドのヴィトールに押し込まれた。

▽先制を許したインテルは58分にビアビアニに代えてカンドレーバを投入。しかし、ここから再三カウンターを受けてピンチを迎える展開に。60分にはヌワカエメにGKハンダノビッチを強襲されれば、62分にも自陣でボールを失ってヌワカエメに決定的なシュートを打たれてしまう。さらに65分にはホバンの際どいミドルシュートを浴びると、69分に長友がボックス手前左で与えたFKから追加点を許してしまう。ブサグロがゴール左上を狙ったシュートが決まってしまった。

▽2点を追うインテルはイカルディを投入したが、終盤にかけても反撃できず。88分にはベン・ビトンのループシュートがバーを直撃するなど、良いところのないまま完敗。無名クラブにホームで完敗する最悪のスタートとなった。グループKもう一試合のサウサンプトンvsスパルタ・プラハは3-0でサウサンプトンが快勝している。