養鶏場からニワトリ2羽が謎の失踪…犯人はニシキヘビ/台湾・台東

写真拡大 (全2枚)

(台東 31日 中央社)「どうしてどんどん少なくなるんだろう」

台東市内で養鶏場を営む男性は悩んでいた。大切に育てていたニワトリ2羽が今月に入り相次いで失踪していたからだ。

路上生活者が盗んだのかもしれない――そう思った男性は見張りを強化したが、結局原因は分からなかった。

犯人探しをあきらめかけていた27日午前、男性の目に飛び込んできたのは、体長が2.6メートルある巨大なビルマニシキヘビ1匹。お腹には2カ所にぽっこりとコブが出来ていた。「ニワトリはこいつに食べられたんだ」。

ヘビは通報で駆けつけた消防隊によって間もなく捕獲された。重さは20キロに達していたが、文字通り満腹だったためか、攻撃的になることはなかった。

台東県消防局は、台東市街にビルマニシキヘビは生息していないとし、ペットとして飼われていたものが捨てられたのではとみている。

(盧太城/編集:齊藤啓介)