高雄市政府提供

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(台北 4日 中央社)高雄市の陳菊市長率いる訪問団は3月31日から今月4日までの日程で長野県を訪れた。同県の阿部守一知事や菅谷昭・松本市長、柳平千代一・茅野市長を表敬訪問するなどし、観光や教育、医療、文化などの分野における相互交流について意見を交換した。

高雄市と長野県は2012年に観光・教育交流協力に関する覚書を締結。これまで双方の学校同士の姉妹校提携や野球交流、高校生のホームステイなど様々な取り組みが行われてきた。

陳市長は1日に長野県庁を訪問。3年を1期とする同覚書の更新に調印した。また陳市長と阿部知事は、今後も交流を促進し、交流の範囲を観光や文化、経済、農業などにまで拡大していく考えを示した。

2日には松本市を訪問。両市は健康を重視する政策を掲げており、昨年、健康や福祉、教育分野の交流に関する覚書を締結。取り組みなどを相互で参考にしている。今回の訪問では先端技術を導入している介護施設の視察も行った。

3日に茅野市を訪問した陳市長は、諏訪大社で数えで7年に1度行われる「御柱祭」を見物し、同市の伝統文化への理解を深めた。

(編集:名切千絵)