by Manop

Google Analytics Premiumをさらに強化・機能追加して、企業・法人のマーケティングを強力にサポートするツール群「Google Analytics 360 Suite」をGoogleが発表しました。

Enterprise Analytics For Your Marketing | Google Analytics 360 - Google

http://www.google.com/analytics/360-suite/



Introducing the Google Analytics 360 Suite - Analytics Blog

http://analytics.blogspot.jp/2016/03/introducing-google-analytics-360-suite.html



ツール群は、以下の6つから成り立っています。

Analytics 360



ツールの中核を担うのはAnalytics 360。従来「Google アナリティクス プレミアム」と呼ばれてきたもので、これから数カ月でさらに新たな機能が追加される予定。Googleの他の広告関連サービスと統合されていて、マーケティングの有効性測定のために、顧客データを分析します。

Tag Manager 360



Google タグマネージャ」の後継のような存在。現代のグローバルマーケティングは速さが命ということで、企業のマーケティング担当者がユーザーの行動追跡やタグ管理を素早く行うための力を与えてくれるツールです。

Optimize 360(ベータ版)



マーケティング担当者が、顧客にサイトのいろいろなパターンを見せて、どのバージョンがベストなのかを示すことができる、A/Bテストとパーソナライズ用のツール。

Attribution 360



Googleが2014年に買収したAdometryが、全面的にリビルドされたツール。端末やシステムを横断してパフォーマンス分析を行い、マーケティング関連事項の決定の最適化を助けてくれます。

Audience Center 360(ベータ版)



Google・DoubleClick・その他のサードパーティ製の広告配信プラットフォームやデータプロバイダなどにも対応したデータ管理プラットフォーム(DMP)です。

Data Studio 360(ベータ版)



データ分析とその可視化を担当。360 Suiteのそれぞれのツールのデータを統合して表示したり共有したりできます。BigQueryとも統合されています。

これらのツール群によって、サイトを訪れたユーザーがどのように移動しているのかを把握したり、結果を共有したり、その結果を受けて適切な対応を考えたりといったことが可能になります。

現時点では、ベータ版であると明示されている3つとTag Manager 360は限定ベータテスト中で、Google アナリティクス プレミアムやAdometryを利用しているユーザーはこれから数カ月ぐらいの間にベータテストに招待される見込みです。