ギャンブルライター・浜田正則の「パチンコ必勝手記」“11月施行「東京都等価交換廃止」で「貯玉遊技」が最大の攻略法になる”

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◆よもやま話「シグナル」◆

 店は客をつけたい時に、何らかのシグナルを発します。それが広告だったり、時として、やましい手段だったりもします。

 往々にして広告など健全なほどガセ率が上がり、逆に「サクラに仕込む」などコソコソとしているほど、信頼度が増します。

 これらを逆手に取り、サクラへのサインをこちらが見抜けば、確実にいい台にありつけるわけです。もちろん、そんなにうまくいきませんけどね。

◆実戦指南「ルール改正はチャンス」◆

 そういえば、8月終わりに通達されていた「都内のパチンコ店は等価交換廃止」が、11月上旬に施行される運びとなり、そろそろお店でも告知が始まっているのではないでしょうか。

 いちおう、ざっと概要を説明しますと、この先、都内のホールは1玉3.5円程度、スロットなら5.6枚交換程度が交換率の上限となる模様。

 前述のパチンコかスロット、どちらかの交換率を採用して、そこから一物一価(パチンコもスロットも交換比率を統一しなければならない)に準じた統一の交換率が各店のハウスルールになるはずです。

 このルール改正は、等価でなくなったことを嘆くより、チャンスを喜びましょう。交換率が下がれば、必然的に「回りがよくなる」ことは確実です。

 でもって、しばらくの間は、客の認識が追いつかないので「毎度、高い玉を買って、安く払い戻す」という不経済な行為がアチコチで行われます。

 こうした間は、店は「思わぬ利益」となり、加えて換金が悪くなるイメージを払拭すべく、還元も過剰になるはずです。

 店の過剰な還元は、客の認識が追いつくまでのバブル。この隙に貯玉を蓄えてください。

 貯玉で遊技しているかぎり、1人だけ「ほぼ改正前」の状態で遊んでいることになりますから、これだけで攻略法となります。

 逆に毎回換金して現金から打ち始めるなんて、キャッシングで元本を残して利息だけ支払い続けたり、自分の定期預金に貸し付けで借金するぐらいむなしいですからヤメましょう。

 貯玉は換金せず、もっぱら遊技用に使用し、下ろすのは十分な貯玉を確保したうえでの「あふれた分」だけにしてください。

 現状、都道府県レベルでの非等価は、一足先に施行した関西圏の大半と中部地方の数県、そして今回の都内ですが、他の道府県も追従すると考えられます。

◆プロフィール 浜田正則(はまだ・まさのり) パチンコ生活歴29年。業界寄りの記述をする「パチンコライター」とは一線を画し、ファン目線で真実のみを文章につづる「ギャンブルライター」として18年目を迎える。漫画の原作者としても活躍しており、作品は多数。