京成押上線の押上〜八広間で実施されている連続立体交差化事業(画像出典:京成電鉄)。

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京成押上線の京成曳舟駅付近で2015年8月、上り線に続いて下り線の高架化も実施され、付近にある6カ所の踏切がなくなります。これにより明治通りの踏切もなくなり、「渋滞の名所」がひとつ解消されそうです。

下り線の高架化も実現

 2015年8月22日(土)に、京成押上線の京成曳舟駅(東京都墨田区)付近から踏切がなくなることになりました。

 京成電鉄東京都、墨田区は2008年8月、京成押上線の押上〜八広間約1.5kmについて、連続立体交差化工事に着工。上り線は2013年8月に高架化を終え、今年8月に下り線の高架化も完了することから、押上〜八広間に現在6カ所ある踏切がなくなります。

 京成によると、これによって「踏切による交通渋滞が完全に解消され、鉄道の安全安定輸送が向上」するとのこと。現在、曳舟駅のすぐそばに環状4号(明治通り)の踏切があり、「渋滞の名所」とも呼ばれていますが、その状況が大きく変化しそうです。

 また東京都建設局によると、高架線への切換工事後も引き続き押上〜八広間で鉄道施設の工事、そして側道の整備などを進めていく予定といいます。

 下り線の切換は8月21日(金)の下り最終電車通過後に行われ、22日(土)の始発電車から、高架になった新しい下り線を列車が走り始めます。荒天などの場合は1日遅れで実施される予定です。