帝京高校出身の中村晃(左)、山崎康晃(中)、杉谷拳士(右)©BASEBALLKING

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 大阪桐蔭高、横浜高、PL学園高出身のプロ野球選手とともに、帝京高出身の選手たちも良い働きを見せている。

 現在、帝京高校出身のプロ野球選手は9人。その中でも、今季一番目立った活躍を見せているのが、ルーキーの山崎康晃(DeNA)だろう。山崎康は09年夏、10年春に2回甲子園に出場。夏と春それぞれリリーフで1試合登板している。帝京高卒業後、亜細亜大に進学し、大学4年の秋のドラフトでDeNAから1位指名を受け入団。

 プロ入り1年目から抑えに抜擢され、スプリットを武器に強打者たちをねじ伏せている。5月には、プロ野球新人最多セーブ新記録となる月間10セーブをマーク。セーブ数は、ここまでリーグ最多の19。90年与田剛が記録した新人最多31セーブも、手の届かない数字ではなさそうだ。

 野手では、帝京高時代4番を打ち、高校通算60本塁打を放った中村晃(ソフトバンク)が今季も好調。6日終了時点で、リーグ6位の打率.322。2年連続3割を記録するバットマンは、今季も安打を量産していきそうだ。

 その他にも、正月に放送された『とんねるずのスポーツ王は俺だ!』(テレビ朝日系)に、野球部の先輩・石橋貴明氏が率いる『石橋JAPAN』の一員として出場した杉谷拳士(日本ハム)も、結果を残し始めている。

◆帝京高出身で活躍が目立っている選手

<野手>

中村晃(ソフトバンク)

今季成績:52試 率.322 本1 点16

杉谷拳士(日本ハム)

今季成績:35試 率.350 本0 点7

石川亮(日本ハム)

今季成績:16試 率.238 本0 点1

<投手>

山崎康晃(DeNA)

今季成績:30試 1勝1敗19S 防1.84