関西電力は18日、6月1日から家庭向け電気料金を値上げすると発表した。昨年12月に経済産業省に申請していた電気料金の値上げが認可されたため。

 同社の電気料金の値上げは2013年5月以来で、東日本大震災以降では2度目となる。

 値上げ幅は、家庭や店舗などの規制分野で平均8.36%。一方、4月1日から値上げしていた工場やビルなどの自由化分野では、今回の認可を反映し、値上げ幅を縮小させ、平均11.50%に抑える。

 なお、6月1日から9月30日までは軽減措置を実施し、値上げ幅は規制分野で平均4.62%、自由化分野では平均6.39%となる。

 値上げ幅は、申請当初、規制分野で平均10.23%、自由化分野で平均13.93%としていたが、内容を見直し、値上げ幅を圧縮した上で、軽減措置を設けることになった。