『NHK連続テレビ小説 まれ ノベライズ』上/NHK出版

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朝ドラ「まれ」(NHK月〜土 朝8時〜)は雨のシーンが多いです。
第4週だけでも、19話、哲也(池内博之)たちが帰ってきたときも雨。
20話、希(土屋太鳳)が一子(清水富美加)と圭太(山崎賢人/大でなく立のほう)が仲良くしているところを目撃してしまうときも雨。
4月23日放送第22話、希たち津村一家が8年お世話になった桶作家から引っ越すときも雨が降っていました。
見送る元治(田中泯)に、徹(大泉洋)が「雨降ってるから、中入って」と言うことで、互いに別れがたい気持ちになんとか折り合いがつけられる。雨がいい小道具になっているのですが、これ、ほんとに降っているのか、降らしているのか。同じ週だから撮影日が同じだったのでしょうか。みごとに、どれもちょっとダウナーなシーンなんですよね。

22話は、元治たちの好みに合わせてお風呂の湯加減を調節していた繊細な希なのに、哲也の気持ちに踏み込み過ぎて怒らせてしまい、紺谷課長(板尾創路)には役所の仕事に「向いてない」ときつく怒られてしまいます。
気遣いの人のようで、希が意外と人の気持ちの機微に疎いことは、10話でも描かれていて、「希は気づいていません ふがいない親父に本気で怒ってる一徹の心の底も。藍子の複雑な思いにも」と魔女姫ナレーション(戸田恵子)に言われています。
さてさて、これから希はどうするのでしょうか。

【今日の名言】
「何やら青春ですねえ」(川端京子〈田根楽子〉)
圭太と一子と洋一郎(高畑裕太)と希の恋愛模様を眺めてのひと言。

【今日の小姑チェック】
徹が「番犬になる」と希が言うと、犬の鳴く声がSE で入る。ベタ過ぎる!
(木俣冬)

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