【TrendDoor】人気再燃フットサルは“お手軽サッカー”ではない!
ブームとなってからしばらく経った感のあるフットサルだが、再度その風が吹いてきている。なぜかと考えたとき、ある周期が頭をよぎった。前回のフットサルブームは──というより日本で市民権を得たのは──2002年に行われたワールドカップ日韓共催大会のすぐあとのこと。今回もドイツ大会の直後にブームが再燃し、仕事帰りのサラリーマンまでを席捲中。流行の原因・理由が非常にわかりやすい日本人気質がここでも垣間見える。

フットサルという言葉は、スペイン語でサッカーを表す「futbol」と、ポルトガル語で室内を表す「sala」から作られた造語。スペインは世界有数のサッカー強豪国だが、サッカー人口よりもフットサル人口の方が多いと言われている。意外なところでは、野球(MLB)やバスケットボール(NBA)が有名なアメリカでも、実はメジャー・インドア・サッカー・リーグ(MISL)という名ですでに10年を超える歴史を持ち、人気があるスポーツのひとつとして国民から支持を受けている。

現在、日本全国のフットサル人口は約100万人と言われる。人気アイドルを抱えるタレント事務所がチームをつくり、オリジナルのリーグ戦を行っていることで、そのプレーをTVなどで目にする機会があるだろう。実際、ターミナル駅前に立つデパートの屋上、都内オフィス街など、都市部のフットサルコートも年々増えている。住宅地のど真ん中にそびえたっていたゴルフ場が取り壊され、その空き地にマンションが立てられている昨今、その屋上にフットサルコートが現れる日も近いかもしれない。

最近おなかのせり出し具合が気になり、なにか運動を始めたいと思っているが、「きっかけがない」「球技は苦手」と理由をつけ、行動にうつすことを後ろ倒しにしている人も多いだろう。
次のワールドカップは2010年に開催される。それまでにフットサルのせめて“フ”の字でもおさえておけば、そのあとにやってくるであろう波にもすんなり乗れるのでは。

筒井健二

スフィアリーグ公式 フットサル基礎トレーニング - 藤本美貴、吉澤ひとみ他出演!
フットサル・エクササイズ ゴールド - 自宅でデキル! 究極のひとりトレーニング!