アイティメディア(本社・東京都千代田区、大槻利樹社長)は8日、同社従業員が業務上使用しているノートパソコンが1月30日に盗難にあったと発表した。同パソコンには、取引先の氏名・住所などの個人情報や同社との取引内容に関する情報が保存されていた。

 問題のパソコンは紛失の可能性もあったため、社内を徹底的に捜索していたが、同社は8日になって盗まれたものと判断、同日警視庁丸の内警察署に被害届を提出した。

 このパソコンには、重要な機密情報が収納されていることから、指紋認証により電源が入る仕組みやデータは保存フォルダ単位で暗号化するなど高度なセキュリティ管理が施されている。同社は、取引先に関する情報が外部に漏洩(ろうえい)する可能性は極めて低いとしている。

 同社は、今回の事態を厳粛に受け止め、業務上使用するパソコン管理に関する従業員教育の再徹底を図るとともに、パソコンや個人情報などの情報管理に関して、従来にもまして強化、徹底するとしている。【了】

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