環境省は5日、環境税に関するアンケートの調査結果を発表した。二酸化炭素排出量に応じた化石燃料に課税する環境税の導入が地球温暖化対策として検討されている中で、「環境税の考え方」や「環境税を受け入れるか」という質問が国民に投げかけられた。

 調査は、環境省がみずほ情報総研に委託、11月28日から12月1日まで、20代から50代までの1442人(男女比・600:842)を対象にインターネット上で実施された。

 「ゴミ処理の有料化が進んでいる中で、地球環境を守るための費用を皆が負担する環境税の考え方についてどう考えるか」という質問には、13.5%が「賛成」、52.4%が「どちらかといえば賛成」と答え、6割以上の人が環境税に賛成する考えを示した。

 また、「平均的な家庭で月額コーヒー一杯分の低い課税で、森林設備520万ヘクタール分などの普及を後押しすることができるが、この環境税の提案を受け入れるか」との質問には、26.6%が「受け入れる」、51.1%が「どちらかといえば受け入れる」と回答。8割近い人が環境税受け入れに肯定的な態度を示した。【了】

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