TBSの井上弘社長(資料写真:吉川忠行)

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東京放送(TBS)<9401>が16日に発表した、05年9月中間期(4−9月)連結決算で、経常利益が前年同期比50.0%減の56億7300万円だった。衆議院選挙関連番組などで制作費が増加したことが響いた。

 売上高は同0.4%増の1491億9900万円、純利益は同64.4%増の125億7300万円だった。「3年B組金八先生 第7シリーズ」や「ヤンキー母校に帰るスペシャル」など、連結子会社のDVD販売が好調で、売上高と純利益はほぼ予想通りの結果となった。

 併せて、同社は06年3月期通期業績予想の下方修正を発表。売上高は従来予想を0.8%(24億円)下回る、前期比0.4%減の3006億円、経常利益は同予想を19.4%(35億円)下回る、前期比34.0%減の145億円、純利益が同予想を9.2%(18億円)下回る、前期比78.9%増の177億円となる見込み。テレビスポット収入の見通しが厳しく、横浜ベイスターズへの支援金の支出がテレビ部門の費用として発生する見込みという。【了】