足元の為替市場で「ドル安・円高」の傾向が鮮明化している。9月下旬、円は、1ドル=90円の壁を突破して80円台に突入した。その後、直近では、80円台でのもみ合いの状況が続いている。投機筋の円買い・ドル売りのポジションが積み上がっていることもあり、短期的に急激な円高が進むとは考えにくいものの、年末から来年春先にかけて、1ドル=85円の攻防になると見られる。中期的には、円高・ドル安傾向が続くと予想する。この