『日本の気配』を上梓したライターの武田砂鉄さん。「空気」の前段階にあり、われわれが隷従するという「気配」とは?「ムカつくものにムカつくと言うのを忘れたくない」――最新刊『日本の気配』(晶文社)で、ライター・武田砂鉄さんは、とにかく怒っている。デビュー作『紋切型社会』(2015年)以来、政治から芸能まで雑多なテーマを扱いながら、読者の痒いところ、痛いところを衝き、軽快に世相をあぶり出してきた。最新刊