日本初公開作品も! ヨーロッパ映画の祭典「EUフィルムデーズ2014 」☆

写真拡大

2月のベルリン(ドイツ)、5月のカンヌ(フランス)、そして9月のヴェネチア(イタリア)といえば、もっとも歴史ある世界三大映画祭。そのどれもが欧州にあることを思うと、ヨーロッパ映画の土壌はなんと豊かなこと! そんなヨーロッパ映画の奥深さを実感できる「EUフィルムデーズ」が、5月30日(金)から6月22日(日)まで、京橋の東京国立近代美術館フィルムセンターで開催中。

この映画祭は、欧州連合(EU)加盟国の大使館や文化機関が提供する各国の映画作品を一堂に上映するという、ユニークなイベント。上映作品からは、ヨーロッパの映画製作者の幅広い才能がうかがえるとともに、ヨーロッパの文化的な多様性が見て取れるはず。12回目を迎える今年は、EU加盟28カ国中23カ国の選りすぐりの作品をご紹介。上映は1作品につき2回以上、各日2〜3回上映。また、5カ国の作品が、金沢、高松、岡山、福岡の各地にも巡回予定とか。

大ヒットした「クロワッサンで朝食を」のイルマル・ラーグ監督(エストニア)の最新作「ケルトゥ/愛は盲目」といった日本初公開作品や、映画祭での限定上映だった名作など、他ではなかなか見られない作品がラインナップ! さらに、監督や出演者が来日して、シンポジウムや舞台挨拶を行う予定も。

オススメの一本を伺うと、「今回、日本初上映となる『365日のシンプルライフ』は失恋をきっかけに持ち物を全て倉庫に預け、毎日1つだけ取り出して生活するという365日の実験生活を追った映画です。監督・脚本は、自ら主演を務めたペトリ・ルーッカイネン。”本当に大切なものは何か”きっと、共感していただけると思います」と、広報担当の中野さん。

これまでなじみの薄かった国も、映画作品の魅力でぐっと身近に感じられるかも。この機会に、ヨーロッパ映画の多彩さと質の高さに触れてみては?