ミランは26日のセリエA第30節でフィオレンティーナと対戦する。クラブからの最後通告を受け、クラレンス・セードルフ監督にとっては真実を知る2試合目だ。この5日間の騒ぎについて、セードルフ監督は次のように話している。

「私には人生の哲学があり、それによってストレスのある時期もバランスをもって過ごすことができている。こうやって困難にあるのがうれしくないのは当然だが、私のあり方は変わらない。努力や仕事を欠かすことは決してない。それが私の仕事だ」

アドリアーノ・ガッリアーニ代表取締役については、このようにコメントしている。

「私とミスター・ガッリアーニの間に緊張があったことはない。外部の影響が多くのことを信じさせることはあり得るが、我々は常にミランのためにベストを尽くそうとしてきた。それを続けていく」

フィオレンティーナ戦やメンバーについては、次のように語った。

「(アディル・)ラミと(フィリップ・)メクセスは良い試合をした。(ケビン・)コンスタンもね。明日はまた彼らがプレーするだろう。ラツィオ戦では攻撃陣にあまりチャンスがなかった。だが、我々は多くを許しもしなかった。サッカーでは1ゴールで勝つこともできるんだ」

「フィオレンティーナはみんなが好きなプレーをするチームで、前線の違いをつくれる選手たちは、アグレッシブでまとまっている。リスペクトしなければいけないチームだ。ラツィオ戦は良い結果だった。必要なリアクションを見せたね。それがフィオレンティーナ戦でも必要だ。イタリア最高のプレーをするチームの一つと対戦する助けとなるだろう」

FWマリオ・バロテッリについて、セードルフ監督はこのように述べている。

「私は全員に気を配っている。何が必要かを理解しようとしているよ。バロテッリについても同じさ。それを可愛がっているという人もいるが、私はアスリートのマネジメントと言う。ピッチに向かうときは、私は彼に多くを求める。彼には私が求めることをするためのポテンシャルがあるからだ。メディアで彼が注目されるのは分かるが、アプローチに違いはない。まあ、選手のマネジメントとはそれぞれ異なるものだけどね。昨日の彼はみんなと同じように練習で頑張っていた。それが正しい」

セードルフ監督はスペインとイタリアのサッカーの違いについても言及している。

「文化の違い、サッカーの解釈の仕方の違いがある。スペインのクラシコは常にスペクタクルで、とても注目される。我々のミラン対ユヴェントス、インテル対ミラン、インテル対ユヴェントスと同じようにね。セリエAは2部リーグじゃないんだ。世界でも、選手たちやサッカー界からリスペクトされている」

「改善すべきことがあるのは分かっている。だが、現実から目を背けることはできない。それが人生であり、危機がいくつかのアイディアに影響しているんだ。投資や新スタジアムが助けとなる。我々は団結し、この面白い製品を世界のために維持しなければいけない」