シャネルのメティエダールコレクション新作はモダンカウボーイ
「シャネル(CHANEL)」は、2013-14年メティエダール(METIERS D'ART)コレクションを発表した。会場は、ダラスの中心部に位置する国立歴史公園フェアパーク。
テーマは「ワイルドウェスト」。カール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)は、南北戦争前のテキサスを舞台に繰り広げられた開拓者達の歴史をインスピレーション源にデザインした。
マドモアゼルシャネルが発表したデイスーツをアップデートしたスタイルからスタート。ルーズなシルエットのジャケットには星の刺繍やフリンジがあしらわれ、フレアスカートにはウエスタン風のブーツを合わせた。ポンチョやウエスタンシャツ、レザーのパンツやコート、牛の角の柄が入ったセーター、デニムジャケットや羽根飾り付きのジーンズなどが続く。プリーツやフリル、鞍のモチーフも多用されている。
カラーパレットは、シャネルを象徴するホワイト、ベージュ、レッド、ネイビー、ブラックをベースに、ブラッシュピンクや、ブラウン、ターコイズなどウエスタンな色調を取り入れた。素材はシルクやサテン、ツイード、レザーやデニムなどが使用されている。
メティエダールコレクションは、シャネルが抱えるクチュールアトリエの職人による技術を用いて制作されるプレタポルテコレクション。2002年以降、年に一度発表されている。