26日のセリエA第5節でインテルと対戦するフィオレンティーナ。目標は勝利を収め、インテルに差を付けることだ。ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督は試合前日、次のように話している。

「両チームにとって重要な試合だ。自分たちがどれほどなのかを理解するのに役立つだろう。インテルのサラリーはセリエAで2位か3位、我々の倍額だ。それは、素晴らしい選手たちと重要な若手がいることを意味する。我々は楽しみながら勝ち点を挙げたい。クラブが投資した若手を成長させながらね」

モンテッラ監督はインテルMFリカルド・アルバレスに「以前獲得を目指したが、実現できなかった。素晴らしい選手だ」と賛辞を送り、ワルテル・マッツァーリ監督についても「彼のことはよく知っている。あらゆることに気を配るね。実践的な指揮官で、ディテールまでこだわる」とコメント。また、マッツァーリ監督との秘話も明かした。

「かつて、シエナ戦で後半に私が途中出場し、ゴールを決めたことがあった。当時、彼が指揮官でね。試合後、私は彼に自分が正しかったと言ったんだ。先発にすべきだったとね。彼は私をディナーに招いてくれた。そして素晴らしい関係が築かれたんだ」

モンテッラ監督にとっては、フィオレンティーナでの50試合目だ。

「何も変わらないよ。私はすべての試合で勝ちたい。それは別にして、選手たちが私についてきてくれているのは、仕事をするのにさらなる情熱と力を与えてくれる。この一戦を無傷で乗り切るには、自分たちに十分な競争力があることを示さなければいけない」

インテルはスクデットに値するチームかと聞かれると、モンテッラ監督はこう答えている。

「イエスと言うのは簡単だろうが、マッツァーリ監督は怒るだろうね(笑) カップ戦に出場していないのは、小さなアドバンテージだ。彼らには素晴らしい選手たちがいる。メンタリティーも正しく、勝利に慣れた環境だ。だから、もちろんだろう?」

最後に、モンテッラ監督はミランFWマリオ・バロテッリに3試合の出場停止が科されたことについても言及した。

「私は最近、やりすぎだったかもしれないし、間違いもあったかもしれないが、ウチの選手を正当化しなくてすむ状態にすべきだと話した。起きたこと(バロテッリへの処分)は、私の選手たちを罰する上で大きな力となる。ピッチでは常に誠実さとマナーがなければいけない。その原則を推し進めていくための力となる」