ミランは25日のセリエA第5節で、ボローニャと敵地で3−3と引き分けた。マッシミリアーノ・アッレグリ監督は、追い付いたことに満足し、4点目を奪われそうになったピンチには不満を示しつつ、全体的にはチームが良くなっているとし、このまま続ければ結果は出ると話している。

「怒っているよ。3−3としてから、残り1分半で4点目を奪われるピンチがあったからね。こういうことがあってはいけない。焦りすぎた。パフォーマンスには満足している。ナポリ戦でも我々のプレーは良かったし、今日は1−3とリードされるにふさわしくなかった。残念ながらチャンスをつくっても30%しか決められていない。決定力と守備に関しては改善が必要だ。1試合2失点は多すぎる。だが、練習して改善するのみだ」

「クリスマスで中断するまでには、違う順位にいるはずだ。ほかのチームも強くなったが、私は選手たちを強く信頼している。仕事を続けなければ。3位以内に入るのが難しいことは分かっていたが、我々には最後まで争うだけの力がある。チームは成長しているよ。今日もそれを確認できた。ゆっくりと上がっていくさ」

出場停止のFWマリオ・バロテッリにも触れないわけにはいかないだろう。

「私は、クラブも監督もチームメートも、彼がうまくやれる状態にしていると思う。あとは彼次第だ。彼は成長しなければいけない。我々はすべての人にとっての模範なんだよ。ああいった態度をしてはいけない。マリオにはほかにないクオリティーがある。優れたクオリティーだ。でも、最高の選手になるためには、それだけでは不十分なんだ」

代役のFWアレッサンドロ・マトリはチャンスを決められなかった。

「彼はチームのためにプレーした。チャンスがあったが、今は決めることができていないね。だが、問題にしてはいけない。このままのプレーを続ければ、ゴールは決まるよ。それが次の試合であることを願っている」