スカイアクティブをキーテクノロジーに、CX-5では日本にディーゼルの新たな道を、アテンザでは流麗なスタイリングを示したマツダですが、次はいよいよグローバルな主力車種であるアクセラ(海外ではMazda3)が3代目となって登場します。今回、欧米でイベントで発表されました。



フロントマスクはご覧の通り、マツダのアイデンティティである五角形のグリルが与えられていますが、それ以上に明らかにアテンザと同じ顔ですね。スタイリングで評価の高いアテンザに共通するのは実車を見る期待が高まります。アクセラ10


ボディタイプはセダンと5ドアハッチバック。世界的には5ドアが主流となるのでしょうか。


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そのボディサイズは全長4460(±0)×全幅1795(+40)×全高1485(-15)mmと、( )内の前モデルとの比較からもわかるようにかなりワイドなディメンションとなっており、世界中のCセグメントとスタイリングでも戦闘準備完了といったところでしょうか。全長は変わらず、全高は低くなっているもののホイールベースは2700mmとこちらは60mm長くなっており、居住性は広がっているようです(いずれもハッチバックの数値)。 


新型アクセラには、もちろんマツダの新世代技術がすべて投入され、エンジン/ミッション/足まわりとフルスカイアクティブとなっています。


搭載されるエンジンはガソリンが1.5L、2L、2.5L。ディーゼルが2.2Lエンジンを搭載します。さらに!日本市場には、かねてからトヨタとの技術提携により実現したといえるマツダ初のハイブリッドが投入される模様。


もちろん、ガソリンエンジンとモーターを組み合わせるハイブリッドですが、そのエンジンはマツダ・スカイアクティブエンジンとなります。気になるのはその排気量で1.5Lまたは2Lのどちらかになりそうですが、燃費を狙って1.5Lとなるのか、ズームズームなハイブリッドとして走りを意識した2Lとなるか、発表が楽しみです。


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インパネにはHUD(ヘッドアップディスプレイ)の表示部が見られます。メーター周りのデザインはダブルウイング形状です。


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センターコンソールにはスマホ等を繋いで表示部とさせるコネクティビティシステムが採用されています。


正式発表はこの秋、欧米と日本で順次行っていくとのこと。今年の秋と言えば日本ではモーターショーが気になるところ。おそらくその前後で発表/発売されるのではないでしょうか。


このところデビューさせるクルマが何かと話題になり評判のいいマツダの新型アクセラ、その出来映えに期待が持てそうですね。


(小林和久)