「チャンピオンズリーグ(CL)を失わないようにしよう」。7日のジェノア戦で勝利を収め、来週直接対決を迎える3位ミランとの勝ち点差を4に広げたナポリ。ワルテル・マッツァーリ監督のコメントも、何かが変わった。

指揮官は「ミランのことは見ていない。自分たちのことだけを考えている」とコメント。アウレリオ・デ・ラウレンティス会長は、「素晴らしい勝利だ! 全員が素晴らしかった。特にマッツァーリ監督と、結果を守ってくれた(モルガン・)デ・サンクティスをたたえたい。次は胸を張ってミラノへ行こう」と喜びをあらわにしている。

マッツァーリ監督は試合について、次のように語った。

「ジェノアは価値のあるチームだ。我々が良かったが、ジェノアがどうして下位に沈んでいるのか、私には分からないね。ミラン戦には十分な注意を払って準備をしていく。ミランは素晴らしいレベルのチームだ。自然と気合が入る一戦となるだろう」

自身の今後について、マッツァーリ監督は答えていない。

「シーズン終盤戦だけに集中しよう。我々は昨季よりも勝ち点14を多く手にしている。継続的に成長してきたんだ。我々はCL出場権を獲得しなければいけない。クラブにとって、街にとって、欧州最高の大会を戦うのは素晴らしい結果だ」

「今シーズンが終わるまで、未来のことやメルカートについて話すのは意味がない。大筋として、私は自分が多くの若手を育てたと言いたい。一定レベルでやるためには、強い選手が必要だ。若手だけのチームでリーグを制覇するのは難しい」

「(PKを外したエディンソン・)カバーニにとっては、うまくいかない日だったね。彼は2ゴールを決めるのにふさわしかった。誰がPKを蹴るのかを決めるのは私ではない。選手たちを信頼している。だが、決めるチャンスを増やすには、強く蹴る必要があるね。大事なのは、ゴールを決めることだ」