1000円でできる至福のぜいたく
アベノミクスがどうのこうのって最近よく聞きますが、たとえ景気が良くなったとしても、長い不況で染み付いてしまった経済感覚ってそう変わるものではありませんよね。ささやかな幸せを求める気持ち、フォーエバー……というわけで、マイナビニュース会員に「1000円でできる至福のぜいたく」について聞きました。
調査期間:2013/3/6〜2013/3/13
アンケート対象:マイナビニュース会員
有効回答数 1000件(ウェブログイン式)
男女ごとに発表します。まずは男性編。
■男性編
・「午前中、地元のスポーツセンターに行き、軽く汗を流す(400円)その後、家でシャワーを浴び、ビールを一気飲みする(200円)本屋で買ってきた漫画を見ながらうたたねをする(400円)」(25歳/男性)
・「おつまみのスルメイカを大量に買ってカムカムする」(63歳/男性)
・「ビールとおつまみを高速バスの中で」(43歳/男性)
・「すき家でキング牛丼を食べる」(25歳/男性)
・「すべて1円玉にして部屋に敷き詰める」(29歳/男性)
・「プロテインを買う」(45歳/男性)
・「競馬の馬券を購入する。小額でドキドキできる」(37歳/男性)
・「チューハイ片手にハーゲンダッツを食べる」(26歳/男性)
・「あんぱん2個200円、スポーツドリンク1リットル150円、入浴料650円で25km先の日帰り温泉までポタリング」(36歳/男性)
・「日高屋でビール&餃子」(29歳/男性)
・「一粒1000円のチョコレートを買う」(26歳/男性)
・「600円でお菓子を買い込んで、残りの400円を使って持ち込み可の漫画喫茶で1時間過ごす。その週の週刊誌を読みながらお菓子を食べてジュースを飲んで、至福」(28歳/男性)
「食」を中心に、さまざまな「リラクゼーション」でぜいたくを求める方が多いよう。キーワードとして、男性の場合は「B級グルメ的なもの」「酒」「スーパー銭湯」などが多く挙げられました。このキーワードだけ見ると、若い人もそうでない人もみんな「おっさん」のような感じですが、長い不況を共に歩んできた方々だなという感じがして、筆者は非常に共感します。
続いては女性編。
■女性編
・「前髪カット」(31歳/女性)
・「足のマッサージ。足裏のみの限定にはなるが、かなりすっきりする」(28歳/女性)
・「バームクーヘンを買う」(29歳/女性)
・「早く起きて、朝一でスタバに行きお茶をする」(24歳/女性)
・「ケンタッキーの1コインランチ(500円)を頼んで、残りのお金でTSUTAYAで大好きな芸人のDVDを借りて見る。最高です」(29歳/女性)
・「近所の激安スーパーで刺し身を4種類500円で購入して海鮮丼を作り、デザートを200円で食べる。残りの300円は貯金」(24歳/女性)
・「31アイスクリームの1パイントを一人で食べる」(31歳/女性)
・「ブラックサンダーを一箱買う」(23歳/女性)
・「LUSHのマッサージバーを買って、じっくり時間をかけてマッサージをする」(28歳/女性)
・「本とコーヒーを買って公園で犬と日なたぼっこしながら読書する」(31歳/女性)
・「リッチなお菓子をママ友と食べる」(28歳/女性)
・「レディースデーに1000円で映画を見る」(30歳/女性)
・「カフェでのんびり。育児中なので、一人になれるだけで、十分至福の時間です」(30歳/女性)
・「成城石井で600円のミニケーキセットを買って、家にあるハーブティーと一緒にDVDを見ながら食べる。幸せ時間!」(30歳/女性)
女性もやはり「食」がメーンですが、男性よりも「スイーツ」で幸せな気分に浸りたいという方が多いよう。キーワードとしては「スタバ」がよく見受けられました。至福なひと時を与えるチェーンのコーヒーショップって、すごい存在感ですよね。
1000円あれば、結構いろいろできるのが今の日本。1万円でできるぜいたくしか知らない人よりも、1000円でできるぜいたくをたくさん知っている人の方が、ある意味幸せな生き方をしているのかもしれません。
(佐藤育児+プレスラボ)