「今夜のバルセロナは素晴らしい試合をしたと思う」

まるでリラックスした表情で、落ち着いた声で、ミランのマッシミリアーノ・アッレグリ監督はこう話した。12日のチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦セカンドレグ、ミランは敵地でバルセロナに0−4と敗れ、ベスト8進出を逃している。

「我々は信じた。あと少しの運があれば、どうなっていたかは分からない。今夜のことは我々を成長させるだろう」

バルセロナの素晴らしさを抜きに、試合の分析はできないだろう。

「バルセロナはファンタスティックな試合をした。我々はとても苦しんだよ。特に最初の30分はね。(リオネル・)メッシは素晴らしい試合をした。だがそれでも、我々は前半、彼らをうまく抑えたんだ。2点を許したがね。彼らはすごいプレッシャーをかけてきた。すごくうまくプレスをかけてきたんだ。だが、我々も1−0のときに(エムバイェ・)ニアンのチャンスがあった。もう少しの運があれば、違う試合についてコメントすることになっていただろう」

「選手たちはよくやった。突破をぎりぎりの勝負としたんだからね。もちろん、この敗北は悔しい。大きな快挙を願っていた選手たちを筆頭に、残念に思っている。だが、このバルセロナが相手では、本当にとても難しかったと思うんだ。残念だよ。ファーストレグの結果を受けて、期待も大きかったからね。この敗退を半分失敗のように言うのは正しくないだろう。180分間で彼らは突破に値した。今夜の彼らは素晴らしかった」

「我々の次の目標は、CL出場権獲得だ。選手たちは落胆してはいけない。この試合がチーム全体を成長させなければいけないんだ。もちろん、悔しい。だが、前を見よう。我々が良くなったというより、バルセロナの功績だったということだ」