フィギュアスケートのグランプリシリーズ第1戦「スケートアメリカ」が10月19日から21日にかけて行われ、地元アメリカのアシュリー・ワグナーがショートプログラム、フリーともに1位に輝く演技でグランプリシリーズでの初優勝を飾った。

1991年5月16日生まれの21歳。ため息が出るような美貌とスタイルで観衆を魅了したワグナーは、軍人だった父親の赴任先であるドイツ、ハイデルベルクの米軍駐屯地で誕生。厳しい父の下、時にはショッピングモールのアルバイトで競技資金を捻出するなど、苦労を知る叩き上げのスケーターだ。

日本ではまだそれほどメジャーではないが、スケートファンの間では、その美貌がかねてから注目されていた。「毎日私たちが何時間もリンク上でトレーニングを積んでいるなんで知られていないでしょう。パフォーマンスを維持するのは、ハードワークのおかげよ」と涼しい顔で語るワグナーに慢心はない。叩き上げの美人スケーターが、スケート界の新女王に名乗りを上げた。