ミュージシャンのGACKTのツイートが、韓国メディアによって歪曲(わいきょく)され、「彼は独島(韓国側呼称、日本名:竹島)が韓国のものと考えている」と報じられた。この騒動に悩まされたGACKTはブログで歪曲された内容を否定したが、同騒動は中国でも報じられた。雅虎娯楽が29日付で報じた。

 2011年3月30日、GACKTがツイッターでツイートした内容が、12年6月に韓国メディアで突然取り上げられ、韓国メディアは「GACKTは独島を韓国の領土と認めた」と報じた。

 しかし当時のツイートの内容を確認すると、GACKTの発言はすべて東日本大震災に関するものだったが、韓国人から寄せられたコメントに「独島は韓国の地」と書かれたものがあった。明らかにGACKT本人のものではない発言を歪曲して報じた韓国メディアについて、中国メディアは「韓国メディアのデマに日本人ネットユーザーが怒っている」と報じた。

 これまで沈黙を保っていたGACKTは22日、「僕自身が今までその類の発言をしたことはないし、今後もない。僕がこの世界でやれることは、音楽の力で世界に平和をもたらす。それだけだ」と発言した。

 さらに「日本だ、韓国だ、中国だと互いを牽制し合っていることを耳にするが、共存することを本気で考え向き合っていけば、けっして解決できない問題じゃない」と主張した。(編集担当:及川源十郎)