カードサイズの「35ドルコンピュータ」こと Raspberry Pi が日本国内でも販売されます。Raspberry Pi (ラズベリーパイ) をライセンス製造・販売するRS Componentsの国内価格は 3400円 (Model B)。リンク先 RSオンラインの製品ページでは、近日販売予定の入荷待ちステータスとなっています。

おさらいすると、Raspberry Pi は英国の公益団体 Raspberry Pi ファウンデーションが教育向けに開発したシングルボードコンピュータ。Broadcom 製の SoC BCM2835をベースに各種のI/Fを載せた構成で、ARM版 Linux を動かすことを想定しています。

SoC の仕様は700MHz駆動のシングルARM CPUコア、Open GL ES 2.0 や 1080p 30fps H.264動画のデコードに対応するGPU、256MB RAM など。I/O 類は USB 2.0 x 2、10 / 100 イーサネット、SDスロット、HDMI出力、RCAビデオ出力、3.5mmアナログ音声出力、電源供給にマイクロUSBなど。

進化が著しい最近のスマートフォンと比べれば処理能力もメモリも下ながら、フルデスクトップOSや3Dゲーム Quake 3が動く程度の性能はあり、またHDMI接続したモニタに1080p動画の出力すらできます。シングルボードコンピュータのなかでも低価格とI/Fの充実が魅力の製品です。続きは BBC が報道した動画と、Quake 3 を動かすデモを再掲。