アンダーワールド 覚醒
 2003年の計画発足から、2006年に建設地が決まり、2009年に最高高さが634mに決定、いよいよ今月末に竣工を迎える東京スカイツリー。都心では、競い合うように超高層ビルが乱立する一方、その地下では13もの地下鉄路線が張り巡らされ、分刻みのスケジュールで1日に1千万人以上の乗客を運んでいる。しかし、タワーとして世界一の高さを誇るスカイツリーに比べ、日本最深となる東京・六本木駅の深さは1/15程度のわずか地下42m。地下世界“アンダーワールド”には、我々人類の知り得ない闇が今もなお存在するのではないだろうか。

 闇の世界“アンダーワールド”を舞台に、スカイツリーと時を同じく、2003年の初作誕生から3年毎に新作を発表してきた人気シリーズ映画「アンダーワールド」。開始当初から9年の歳月を経ても何ら衰えを見せることなく、まさにこの世の者とは思えないほどの美貌を放ち続けるケイト・ベッキンセールが孤高の処刑ヴァンパイアを演じる、ファン待望の最新作『アンダーワールド 覚醒』がシリーズ初の3Dとなって、いよいよ2月24日(金)に全国ロードショー。日本に先駆けて、1月20日には世界36地域で公開され、シリーズで唯一ケイトが出演しなかった前作『アンダーワールド ビギンズ』を大きく上回る興行収入を各地で記録し、全米初登場1位を獲得した。

美しき孤高の処刑ヴァンパイア、禁断の恋に落ちる

 映画「アンダーワールド」シリーズは、1,000年以上も昔から世紀を超え、種族の存亡をめぐる死闘を繰り広げられてきたヴァンパイアと狼男族(ライカン)との物語。ケイト演じる主人公のセリーンは、宿敵ライカンを抹殺することを任務とする処刑ヴァンパイアだ。元々は人間だった彼女だが、ある日ライカンに家族を虐殺され、ヴァンパイアの長老ビクターに噛まれることにより、自らもヴァンパイアとして生まれ変わる。しかし、実はビクターこそが陰でライカンを操っていた張本人だと後に知らされ、遂にはビクターを殺害。セリーンは、ライカンに噛まれたことによって自らもライカンと化した青年医師マイケルと種族を超えた禁断の恋に落ち、二人はヴァンパイア、ライカンの双方から追われる身となる。

 

両手に構えた銀弾銃、死角は無い

 青い瞳を光らせ、スレンダーな身体を黒のタイトなボディスーツに包んだセリーンの主な武器は、両手に構えた拳銃。弾丸はライカンの弱点となる銀製で、迫り来る獰猛なライカンたちをことごとく掃討する。蝙蝠のごとく高層ビルから地上へ軽やかに舞い降りたかと思えば、火炎放射器の炎も人間離れした跳躍力で華麗に交わし、目にも止まらぬスピードで敵を瞬殺。体格に勝るライカンから襲撃を受けても、常に周囲の戦局を冷静に判断し、自らに有利な状況へと敵を誘う、まさにクールビューティだ。唯一の弱点は、ヴァンパイアの肉体を灰化する太陽の光だが、セリーンは人類初の不死者コルヴィナスの血を飲んだことにより、それすらも克服。もはや死角の見当たらない彼女だが、圧倒的な組織力と科学力を誇る人間を前に、遂には捕らわれの身となってしまった。

 

12年の眠りから覚醒、今度の敵は“人類”

 “アンダーワールド”におけるヴァンパイアとライカンの存在に気付いた人間は、その力を手に入れようと企て、三つ巴の戦いが幕を開ける。実験台として人間に捕えられていたセリーンは12年の眠りから覚醒し、再び舞い戻った“アンダーワールド”で、ヴァンパイアとライカンとの混血種であり、戦いの鍵を握る最強の少女イヴと出会う。世紀を超えて死闘を繰り広げてきたヴァンパイアとライカンだったが、わずか12年で人間の手により絶滅寸前に。セリーンは、ヴァンパイアのリーダーの息子デビッドや、人間の刑事セバスチャンと共に、自分を監禁したバイオ企業アンティジェン社のレーン博士ら、人類への復讐を誓うのだった。

 

 MOVIE ENTERの特集ページでは、『アンダーワールド 覚醒』の劇場鑑賞券を10組20名様にプレゼント。他にも、最新作『アンダーワールド 覚醒』の見所や、これまでのシリーズ3作品『アンダーワールド』(2003年公開)、『アンダーワールド2 エボリューション』(2006年公開)、『アンダーワールド ビギンズ』(2009年公開)のストーリーも紹介している。世界各地でシリーズ最高のオープニング成績を記録していることからも、最新作『アンダーワールド 覚醒』だけを観ても楽しめることは保証済みだが、世紀を超えた“アンダーワールド”の歴史を知ると、その楽しみが増すことは間違いない。

『アンダーワールド 覚醒』特集ページ