ナポリのワルテル・マッツァーリ監督は、17日のフィオレンティーナ戦のことだけを見ている。16日の会見でチェルシーとのチャンピオンズリーグ（CL）決勝トーナメント１回戦について言及したのは、２試合にベンチ入り禁止処分に関してのみだった。

「残念だし、悔しく思っている。UEFAの上訴委員会で聴聞を受け、我々は納得させることができたと確信していた。処分の軽減を信じていたんだ。だがとにかく、受け入れるよ。今は控訴棄却の理由を待って、その上で可能性があるなら、さらに法的措置を取ってみよう」

いずれにしても、ナポリは17日にフィオレンティーナ戦のピッチに立つ。

「非常に難しい試合になるだろうね。彼らはホームでウディネーゼとシエナを下したところだし、勝ち点28のうちの21ポイントを挙げている。とても戦術的な一戦になるだろう。選手たちがよりモチベーションを感じている方のチームが上回るはずだ」

前節でキエーヴォを下したナポリだが、マッツァーリ監督は選手たちに注意をうながしている。

「必要なアドレナリンが感じられるように努める。３日おきに戦っている我々にとって、常に適切な気迫を持つのは簡単なことじゃないんだ。この一戦は、チェルシー戦に向けても重要なテストとなる。誰も間違ったパフォーマンスをしてはいけない。そうじゃなければ、CLでもピンチになる」

フィオレンティーナ戦では何選手か変更がある予定で、マッツァーリ監督は次のように語った。

「（サルヴァトーレ・）アロニカは休みを必要としている。たくさんの試合に出てきたからね。守備では（ウーゴ・）カンパニャーロと（パオロ・）カンナヴァーロが戻ってくる。（マレク・）ハムシクのことを純粋なFWと考えたことはない。彼はほぼ替えがきかない選手であり、明日のように中盤の人数が多いチームとの対戦で欠くことはできない」

「（ゴラン・）パンデフと（エセキエル・）ラベッシはポジションを争っている。（モルガン・）デ・サンクティスはちょっとした問題があるが、（控えのアントニオ・）ロザーティは強いGKだよ。（ジャンルカ・）グラーヴァのように、代わりの選手がしっかり応えてくれるように願っている」